2010-09-14 Tue 00:33
「管制塔からの連絡では、東京地方、強風のため、この飛行機は羽田空港に着陸できないことが予想され、その場合は関西空港に引き返すしますのでご了承ください」
日曜の関西空港発羽田行きのJ●L最終便への搭乗直前のアナウンスでした。 このアナウンスのニュアンスでは、着陸できないように聞こえませんか? 僕は、朝5時からのメジャーリーグ中継「パドレス対ジャイアンツ」の実況をするための東京行きだったのですが、この飛行機が飛ばないことなど、僕にはありえないことでした。直前の運行状況や天候を見る限り、飛行機が関空に引き返すなんて・・・。 慌てて、JA■の地上係りに問い合わせると、「着陸できない可能性も、わずかにあって、その場合は関西に引き返す条件付のフライトです」との返答。「着陸できないことが予想され」とは随分意味合いが違いますよね。 前者は「着陸前提で万が一無理なら引き返す」であり、後者は「着陸できそうもないので、飛ぶには飛ぶが戻ってくる」と受け取るのが普通でしょう。 とはいえ、飛行機が東京に降りてくれるかどうかは、僕にとっては死活問題です。羽田に電話すると、「まずは大丈夫」とのこと。ほっとひと安心した頃に、最終案内が待合ロビーに響きました。 「東京地方、強風のため、この飛行機は羽田空港に着陸できないことが予想され、その場合は関西空港に引き返すしますのでご了承ください」 機内に乗り込む人々の表情が曇りました。無用な不安を掻き立てるアナウンスです。まったく・・・・。 1時間後、何のストレスもなく▲AL機は羽田の滑走路に降り立ちました。 勿論、着陸できない可能性があったのでしょうから、例のアナウンスが100%ウソであったわけではありません。しかし、その表現は明らかに間違っています。もし、それがマニュアル通りのアナウンスコメントなら、今すぐにでも書き換える必要があると思うのですが・・・。 いつも、あちこち僕を運んでくれる航空会社“▲●■”には感謝しつつも、思わず愚痴りたくなる関空発羽田行き最終便のアナウンスでした。 少し、焦りました。ほんまに・・・。 「」 |
2010-09-10 Fri 01:50
一昨日のスカイマークねたには、そこそこの反響を頂きまして・・・・。
僕の友人である神戸ナンバーワンの看板屋の社長からは、「スカイマークのタイガース仕様への衣替え、うちの仕事でしたわ!」とのこと。まぁ、今日からまた、タイガースは本家・甲子園にお戻りになったようで、スカイマークスタジアムは普段のBsバージョンに様変わりするはずです。 日中はまだまだ酷暑が続いていますが、さすがに季節は進んでいるようで、朝夕の風がもう真夏のそれではありません。夜、駅から自宅に向かっていると、叢からの虫の声に混じって、街路樹にはツクツクボウシの鳴き声が。 いにしへびとは、季節はずれに飛ぶ蚊のことを“あはれ蚊”と呼んだそうですが、まさに今鳴く蝉にはもののあはれを感じます。秋の虫と夏の蝉。まさに季節の変わり目です。 この状況を音楽で再現するとなると、TUBEの“あー夏休み”やサザンの“真夏の果実”のあとに、オフコースの“秋の気配”を聴くようなもの。そんな音楽が頭に浮かび、実際CDを引っ張り出す僕は、立派なアラフィフ、R50のジェネレーションです。 この夏、オリックス球団は“R50ナイト”というイベントを実施しました。その中の出しモノの中で、開門から40分ほど、R50世代の琴線に触れるであろう曲を集めたラジオ風の番組の進行を僕が担当したのですが、今、この季節なら、また選曲や頂くリクエスト曲も変わっていたでしょうね。 ハードディスクやi-podなど、今時の音楽のメディア。僕ら、アラフィフ世代にとっての必需品はカセットでした。学生時代、カーステレオで繰り返し聴いたカセットのテープは、しだいに伸びきって、やがて切れていきました。 学生時代、僕の赤い車のカセットで、この季節にヘビーローテーションで流れていたのはジョーサンプルのキーボード。邦楽でいえば、松田聖子の“風立ちぬ”にユーミンの“埠頭を渡る風”etc・・・。もう30年も前のお話です。 「」 |
2010-09-07 Tue 01:32
(ほぼ)毎週月曜日は夕方から、(少なくとも僕よりは)若い人達と、お喋り、アナウンスの勉強をしています。
甲子園でのタイガーズ戦の実況アナウンスを夢見る大学生、野球場の場内アナウンサーを目指すお嬢さん、ラグビー実況アナとして僕の商売敵になろうと決意したロックンローラー、はたまた、バファローズのスタジアムアナウンサー・堀江氏の後釜を虎視眈々と狙うマッチョなBsファンなど、これまでのキャリアや目指す方向は様々ですが、一所懸命頑張っています。 皆といっしょに、勉強していて思うこと。皆が確実にレベルアップしているということ。早い話、皆、上手くなっていっているということ。翻って、自分はどうか・・・。恥ずかしながら、この歳になれば、前進より後退、進化よりも退化のほうが目立ってくるのも事実。おしゃべりのアンチエイジングに懸命な昨今です。ほんとに・・・。 その昔、アナウンサーになりたての頃、読み終わったニュース原稿を報道のデスクに返しに行くのがイヤでした。鬼のデスクが僕のニュースを聴いているからです。アナウンスの中でも、僕にとってニュースは得意科目ではありませんでした。「お疲れさん!最近、ニュース上手くなったね」と言われ、とても嬉しかったことを思い出しました。そう、誉められると、やる気も出るし、嫌いだったものが好きと思えるようにもなったりします。 今だって、上手くなりたいという気持ちは、あの頃と変わりません。むしろ限界が見えてきた今のほうが、その想いは強いのかもしれません。(ほぼ)毎週月曜日は、(少なくとも僕よりは)若い人達といっしょに勉強する時間は、僕にとって貴重なものです。 「」 |
2010-09-06 Mon 01:06
久々の更新にもかかわらず、コメントも頂き、ありがとうございます。まずは御礼から・・・。
さて、本題。 この土・日は炎天下でのデーゲーム。9月に入って、誰がこの猛暑を予想したでしょう?スカイマークだけではなく、千葉マリン、Kスタでもデーゲーム。皮肉にも全て屋外球場での開催でした。 グラウンドの選手も、スタンドのファンもまさに暑さとの戦いでした。大袈裟ではなく命がけなんですから。 気象台の発表する最高気温は35℃。しかし、これは地上から1.2~1.5メートルの高さにある百葉箱の中の気温。風通しの良い、直射日光のあたらない“快適”な箱の中の気温が、陽射しまともなグラウンドやスタンドにとてもリンクするとは思えません。 スカイマークでテレビやラジオのリポーターが陣取るエリアも猛暑です。澱んだ空気に高い湿度。劣悪な職場環境です。一方、実況アナは空調の効いた放送ブース、まさに百葉箱の中でのお仕事です。 僕がベンチサイドリポートで、汗ミズ垂らして労働に勤しんでいると、見つけましたこんなもの・・・。 一塁側のベンチ横にそっと置かれた花束と水。 慰霊の現場や心霊スポットの画像ではありません。花束と水というセットで考えますと、ついつい手を合わせてしまうのですが、さにあらず・・・・。 水は、審判さんがイニングインターバルに摂る飲用のもの。 そして花は、北川選手が100号ホームランを放った際に手渡されるもの。その時のために、用意されているのです。舞台裏を明かせば、この花束は造花です。その日、絶対に達成される記録の場合や、表彰の際には本物の花が手渡されるのですが・・・。 「この暑さでは造花も枯れるワナ!」バルボンさんの笑い声が響きます。 暑すぎです! 「」 |
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