FC2ブログ
The link at the date of the calendar is an entry.
つれづれscene97:花冷え
2008-03-31 Mon 23:19
 東京の桜は散り始めたとか・・・。関西の開花状況は咲き始め~5分咲き程度。平年ですと、桜(主にソメイヨシノ)の開花は関東と瀬戸内沿岸の近畿地方では、ほぼ同期日であって、いわゆる桜前線では同じ線で結ばれるはずなのですが・・・。2月の寒さが影響したのでしょうか?

 そもそも、”桜前線”なる言葉はマスコミによる造語であって、正式な気象の用語ではないそうです。気象庁の資料では、この桜前線、”桜の開花予想等期日線図”と表現されるのです。なんだか難しいですね。

 ということは、ニュース原稿などでも本来は、「桜の開花予想期日線図、いわゆる桜前線は・・・」となるべきですよね。「BSE、いわゆる狂牛病」的に。

 その桜が咲き始めて、また寒さが戻ってきました。関東から北では雪だとか・・・。”花冷え”です。美しい言葉です。この言葉には暖かさへの期待を裏切られたという感情を伴う反面、桜の花の頃の変わりやすい気候という自然の摂理を、雅語で表現することによって理解しようという心情も含まれています。日本人が抱く微妙な感情を表現する美しくも便利な言葉です。

 ところで、KY語、KY式日本語ってご存知ですか?空気読めないの略が”KY”。これに倣った言葉が氾濫しています。次の言葉は何の略かお分かりになりますか?

 AM、3M、HK、FK、JK,CB、CB、IW、MK5。

 僕は全く、分かりませんでした。スポーツアナの僕にとって、JKはラグビー日本代表のジョン・カーワン監督だし、FKはフリーキック以外何物でもないわけですが・・・。

 正解はAM=後でまた、3M=マジ(M)でモウ(M)ムリ(M)、HK=話変わるけど、FK=ファンデーション濃いね、JK=女子高生、CB=超微妙、IW=意味わかんない、MK5=マジでキレる5秒前、なんだそうです。

 そもそも言葉というものはその時代時代によって変化してゆくものです。しかし、これらのKY式日本語が、後年まで生き延びているかどうかは疑問です。言葉ではなく記号だからです。”花冷え”という言葉が単にその時期の気候だけではなく、その中に身を置く日本人の心情までも表現しているという点において、全く異質な言葉であるように思えるのは僕だけでしょうか?

 そんなふうに考えると、”桜前線”なる造語、とても素敵な響きであり、桜の開花を待ちわびる日本人の心をくすぐる絶妙な言葉ですよね。

 明日は、スカイマークスタジアムでのお仕事です。スタジアム周辺の桜、そろそろ咲き始めました。


 
スポンサーサイト



別窓 | 言葉 | コメント:0 | トラックバック:0
<<つれづれscene98:4月の損得 | 大前一樹の徒然歳時記~つれづれダイアリー~ | つれづれscene96:ベンチリポート!>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
| 大前一樹の徒然歳時記~つれづれダイアリー~ |