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つれづれscene37:風のようにうたが流れていた
2008-01-23 Wed 23:59
 昨日はこのブログで愚痴ってしまいました。すみません!気を取り直して、今日は書きますね。そうです!音楽エッセイ第3弾「風のようにうたが流れていた」です。
 
 先日、CDショップでDVDを買いました。小田和正さんの4枚組DVD「風のようにうたが流れていた」です。3年前にTBSで放送された番組がDVD化されたものです。以前からとても気にはなっていたのですが、1万4千円を超える高価なモノでしたから、なかなか手を出せないでいたのです。しかし、意を決して購入に踏み切りました。

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 小田和正さんといえば、日本の音楽シーンを代表するアーチストであることは周知のとおりです。今更、ここで詳しく述べることは割愛しますが、シンガーとして、ソングライターとして、その豊かな才能と音楽性の奥の深さは、今なお小田さんがヒットメーカーであり続けていることを見れば容易に分かります。オフコース時代からTV出演を断り続けてきた小田さんのテレビ出演DVDということだけでも僕の心は躍りました。

 DVDにはライブ形式で行われた番組が収録されていて、小田さんの音楽観や交遊録、さらには日本で育まれた”歌謡曲”ではない新しい音楽の変遷が小田さん自身の言葉で語られています。60年代から70年代にかけて生まれた”フォークソング”は70年代の後半になって”ニューミュージック”という名で呼ばれるようになり、今やそ呼び名さえ風化してしまっている中、「自分達がやってきた音楽は、この先いったいどうなって、何処に行くのか?」というメッセージを小田さんは歌とトークで僕らに伝えてくれています。

 その昔、小田さんはオフコースというグループのリーダーでした。(オフコースは”Of Course”ではなく”Off Course”)その”道から逸れる”というグループ名のとおり、当時、日本の音楽界を席捲していた”フォーク”の本流からは少し違った音楽路線を走っているように、当時中学生だった僕は感じていました。レコードを聴けば、多重録音を駆使したハーモニーの美しさに感動し、いざ、演奏のまねごとをしようものなら、少し変な(?)コード進行に戸惑ったものでした。なによりも、あの透明感のある歌声は大きな魅力ですよね。五線譜の一番上にもう一本線を足した第6線のまだ上、Bのさらに上の音がファルセットではない声で出せるのですから驚きです。
 
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 結成当時、3人だったメンバーは2人になり、70年代おわりに5人に、そしてオリジナルメンバーだった鈴木康博さん(この人のギターも歌も大好きでした・・・)が抜けて4人になり、やがてソロになってゆく。その過程と心境の変化を、小田さんはこのDVDの中で、当時では語れなかったようなことも、「これも時の流れで、今となっては・・・」と悟ったように話してくれています。興味深い内容です。そもそも、ほとんど、トークのないのが、オフコースの、小田さんのコンサートでしたから・・・。2時間で20曲を歌いきる!って感じのコンサートが当たり前だったので、こんなに語ってくれる小田和正さんを観ているだけで嬉しくなってしまいます。

 実を言いますと、局アナ時代、僕は小田さんにインタビューしたことがあるのです。1988年、オフコースにとって最後のツアー「君住む街へ」の楽屋で、お話をさせていただきました。どんなお話をしたかは、不本意ながら全く記憶にないのですが、僕がオフコースの創生期からのファンであることを告げると、「へェ~、珍しいねぇ。そうなの」と言って笑ってくれたことと、自分の名刺の裏にボールペンでサインを書いて頂いたことを覚えています。(そのサインは、何処へいってしまったのやら・・・)そのインタビューから数ヵ月後、オフコースは解散したのでした。今また、お話が出来るのなら、どんなことを聞くんだろう・・・。想像もできません。


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 60年代、若者が自分達のメッセージを歌にすることによって誕生した”フォークソング”、それらが時と共に、醸成され”ニューミュージック”と呼ばれる、より高められた音楽性と演奏テクニックを有した音楽に昇華されてゆく過程を、時には息を飲みながら、時には胸を躍らせながら見聞きしてきた僕にとってとても興味深いDVDでした。それにしても、今は聞かれなくなった”ニューミュージック”というジャンル、いったい何処へいったのでしょうか。”J-POP”って言葉、ジャンルでカテゴライズされたくないなぁ・・・。

 齢五十を3年半後に迎える僕が35年近く聴き続けている音楽、その音楽を、還暦を過ぎた今も、第一線で続けておられる小田和正さん。その潤沢な才能とパワーにあらためて敬服しつつ、大きな勇気を貰えたような気がします。
 
 これまで「風のようにうたが流れていた」し、これからも「風のようにうたが流れてゆく」のかな・・・。きっと。
 
 とっても私的な音楽エッセイ・・・・。失礼しました・・・。






 


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この記事のコメント
大前さん、音楽エッセイ最高じゃないですかー!!!!
小田和正さん、私も大好きです!!!
音楽家でありながら、伝道師って感じが良いですね。
大前さんも伝道師だと思います。

ところで今季のオリックスはどうですか?
カブレラは3割は厳しいけど、40本は打ちそうですね。
ローズ、清原、カブレラで100発は期待できそう。
個人的にはヤクルトを応援したいです(元巨人ファンなんですが、大型補強に嫌気が差しました…)。
さわやかな由規選手には、大きく育ってほしいです。
大前さんもヤクルト&由規選手にも注目ください。
あとは高校野球のセンバツ出場校も今日決まりますね。
地元・聖望学園には頑張ってほしいです。
では26日の放送、楽しみにしてます。
2008-01-24 Thu 10:30 | URL | チロル #-[ 内容変更]
チロルさんへ。
コメントありがとうございます。音楽エッセイは何かの折に触れてまた書いてみたいと思います。
ところで野球にもお詳しいんですね。由規選手は去年の高校野球を観て衝撃を受けたことを覚えています。がんばってほしいですね。
オリックスですが中村勝広球団本部長は若い力のつき始めたピッチャー陣を強力な打線が援護するという戦い方になるでしょうと話されていました。僕も楽しみです。
2008-01-24 Thu 14:14 | URL | 大前一樹 #TBJs9HIM[ 内容変更]
大前さんは高校野球の実況はされないのですか?
ところで第80回センバツ高校野球出場校を予想してみました。

☆北海道地区※センバツ出場枠(1) 
北海道地区はセンバツの出場枠が1校のため、優勝した駒大岩見沢で確定です。準優勝の北照の出場のチャンスがあるとすれば、希望枠のみということになります。

☆東北地区 ※センバツ出場枠(2) 
東北地区はセンバツの出場枠は2となっており、優勝の東北は文句なしで決定です。問題は決勝で大敗した聖光学院の扱いでしょうか。東北との試合の比較だけで選考するとするならば、準決勝で対戦した盛岡大付、初戦で延長14回の激闘を繰り広げた明桜(旧:秋田経法大附)が浮上する可能性もあります。

☆関東地区※センバツ出場枠(4or5)+明治神宮枠(1)
関東地区のセンバツの出場枠は4or5校。それに加え横浜が明治神宮大会で決勝に残ったことで+1校が追加され5校は確定、6校目は東京地区との比較で選ばれるか否かが決まります。
まず決勝に残った横浜と慶應義塾の神奈川の2校は確実とみます。そして4強に残った聖望学園も有力と見ます。気になるのは同じく4強の水戸商が横浜に大敗した点ですが、5校選出が確定したのでほぼ問題なく選出されるでしょう。
問題は5校目の選考。優勝校の横浜と接戦を演じた点を評価されると千葉経大附ですが、こうなると南関東4校、北関東が1校とバランスが悪く地域性が問題となりそう。その場合、初戦敗退ながら宇都宮南も選考対象と浮上してくる可能性も。
6校目の東京地区との比較に関しては、明治神宮大会で横浜が関東一(東京)にコールド勝ちしているだけに有利とは見られます。ただし、横浜が神宮枠を獲得しており関東6校、東京1校というバランスをどのように高野連が判断するのか、判断基準が明確ではないため最後まで予断は許しません。6校選出となった場合は上記の6校でおさまりそうです。

☆東京大会※センバツ出場枠(1or2) 
東京地区のセンバツ出場枠は1or2校。2校目は関東地区との比較で決定されます。比較の一点で言えば、明治神宮大会で関東一が横浜(関東地区代表)にコールド負けしているだけに不利は否めません。優勝校の関東一は確定として、準優勝の国士舘は非常に微妙な立場で選考を待たなくてはなりません。

☆北信越地区※センバツ出場枠(2or3)
北信越地区のセンバツ出場枠は2or3。3校目は東海地区との比較で選ばれるか否かが決まります。例年、決勝に残った2校ですんなり決まるケースが多いのですが、今年は長野県同士の決勝となったために、地域性と3校目の選出の可否などによって選考基準が変わってきそうです。まず優勝した長野日大(長野2位)は確定。春夏を通じて初めての甲子園は間違いないでしょう。微妙な位置にいるのが丸子修学館(長野1位)。長野日大と同県という点をどのように判断されるでしょうか。単純に戦績という点だけで言えば、すんなり選ばれる可能性も大きいと思われます。
そして同じく微妙なのが4強の2校。優勝した長野日大を9回2アウトまで追いつめた敦賀気比(福井3位)は、3校選出の場合は確定と言えますが、2校選出になると丸子修学館との比較になりそう。高岡一(富山3位)も直接対決で負けているだけに可能性は低いですが、3校選出の場合に丸子修学館を押しのけて選出されるかもしれません。

☆東海地区 ※センバツ出場枠(2or3)+明治神宮枠(1)
東海地区のセンバツ出場枠は2or3。それに加え常葉菊川が明治神宮大会で決勝に残ったことで+1校が追加され3校は確定、4校目は北信越地区との比較で選ばれるか否かが決まります。決勝に残った常葉菊川(静岡1位)と中京大中京(愛知3位)は確定。
難しいのが3校目の選考です。準決勝の2試合が共にコールド決着だったため、8強からの選出も視野に入れなくてはなりません。まず4強に残ったうち常葉橘(静岡3位)は、常葉菊川との同県対決でコールド負けしており地域性からも可能性は低いでしょう。もう一方の三重(三重3位)はどうでしょうか。地域性では有利ですが、これも三重で3位なうえに準優勝の中京大中京にコールド負けしているのが不利に働きそうです。
上記の2校が消えた場合浮上してくるのが、岐阜3位ながら愛工大名電(愛知2位)に勝ち、優勝校の常葉菊川ともスコア上は接戦している市岐阜商。そしてもう1校は、東海大会では未勝利ながら中京大中京に惜敗した宇治山田商(三重1位)を推します。宇治山田商は三重を圧勝して勝ち上がってきており、今大会でも優勝候補にあげられていた実力校です。この両校を比較した場合、地域性では互角。東海大会の1勝もしくは県内の成績のどちらを重視するかで意見が割れそうです。もし東海地区から4校選出された場合は、上記の2校ですんなりといくかもしれません。

☆近畿地区※センバツ出場枠(6)
近畿地区のセンバツの出場枠は6校。4強に残った東洋大姫路、平安、履正社、智辮和歌山は確定。例年は揉める5校目、6校目も今年は安泰ではないでしょうか。今大会は8強を各府県大会の1位校と奈良の2、3位校で占められており、まず5校目は北大津(滋賀1位)で問題ないでしょう。唯一揉めるとしたら6校目ですが、ここも奈良勢の3校(天理、奈良大附、郡山)が全て準々決勝で敗退したことで県大会の成績の比較となる可能性が高く、奈良の決勝で奈良大附に大勝している天理で落ち着きそうです。ただ、もし近畿大会での戦績を重視して敗戦した相手校の比較となった場合は、天理=智辮和歌山、奈良大附=東洋大姫路ということで、大逆転の奈良大附選考という事もあり得るかもしれません。

☆中国地区 ※センバツ出場枠(3)
中国地区のセンバツ出場枠は3校。ここも近畿地区と同様に順当に決まりそうです。決勝に残った下関商(山口2位)と八頭(鳥取3位)は、成績と地域性とも問題なく確定でしょう。そして3校目の選考ですが、4強に残った興譲館(岡山1位)と華陵(山口1位)の争いとみられますが、興譲館の優位は動きそうにありません。華陵は同じ山口勢の下関商が決勝に残っている、準決勝で敗れた八頭が準優勝に残った点などから不利は否めず、悔しい結果になりそうです。  

☆四国地区※センバツ出場枠(3)
 四国地区のセンバツ出場枠は3校。ここもすんなりと決まりそうです。4強に残ったのは各県の1位校と実力通りの結果となりました。まず決勝に残った明徳義塾(高知1位)、小松島(徳島1位)は確定。そして準決勝で敗れた寒川(香川1位)と今治西(愛媛1位)の比較になりますが、小松島に接戦した今治西に対して寒川は明徳義塾にコールド負けしてしまいました。明徳義塾が優勝した点を割り引いても試合内容があまりにも悪く、この試合内容が評価対象がそのまま明暗を分けそうです。

☆九州地区※センバツ出場枠(4)
 九州地区のセンバツ出場枠は4校。まず決勝に残った明豊(大分1位)と沖縄尚学(沖縄1位)は確定。優勝校の明豊は明治神宮大会でもみせた力強い打撃が魅力のチームです。来春のセンバツでも楽しみな1校と言えます。準優勝の沖縄尚学は、準々決勝の佐賀学園こそ系統の乱れから終盤に追い上げられてひやりとしましたが、基本的にはしっかりと守って勝ち上がってきました。そして4強の城北(熊本1位)と鹿児島工(鹿児島1位)も試合内容、地域性も問題なく4強に残った4チームで問題なく決まりそうです。8強に残ったチームでは沖学園(福岡1位)が鹿児島工に接戦で敗れましたが、4強に残ったチームを上回る強力な要素もなく波乱は起こりそうにありません。
2008-01-24 Thu 15:29 | URL | チロル #-[ 内容変更]
チロルさんへ。
ありがとうございます。ラグビーだけではなく高校野球にも大変お詳しいんですね!学生スポーツはプロとはまた違った楽しみがありますよね。
実況は夏の奈良大会・和歌山大会の予選をさせていただいています。今年も熱戦に期待です!
2008-01-24 Thu 17:42 | URL | 大前一樹 #TBJs9HIM[ 内容変更]
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