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つれづれscene34:生駒颪
2008-01-20 Sun 21:17
 冬の花園は寒い、いや冷たいです。ピッチも、スタンドも、そしてバックヤードも・・。今日も僕の仕事場は花園ラグビー場、ジャパンラグビートップリーグの放送でした。季節風が吹きすさぶまさに冬のラグビー場って趣きです。
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 花園ラグビー場のバックスタンドの後方には、生駒の山が”凛”とした風情で聳えています。頂上付近が霞んでいるのは、雪か霙のせいでしょう。大阪平野と奈良盆地を隔てる標高642メートルの生駒山地の主峰です。この峰から吹き降ろす風は”生駒颪(おろし)”と呼ばれ、河内や大和地方の冬をより厳しいものにしています。今日も生駒の山の冷たい風が雨を運んで、ピッチの芝を濡らすコンディション。そう、冬の花園の風景です。 
 僕が実況を担当したのはサントリー対クボタ。熱戦でした。優勝を狙うサントリー、下位で苦しむクボタという構図のゲームでしたが、クボタがサントリーを苦しめました。ここまで大きく負けが先行しているクボタ、しかしながら強豪チームとの力の差は僅かです。何としてもトップリーグに残留し、来季以降の躍進を見たいものです。一方、苦しみながらも、しっかりと勝利したサントリーもさすが。拮抗する上位争い、残留に向けてのサバイバルと、残り2試合のトップリーグから目が離せませんね。
  ところで、今日の放送で解説をして下さったのは、元高校日本代表監督の川村幸治さん。関西のみならず日本ラグビーの強化に携わってこられた方です。今日の試合に出場していた選手の何人かは川村さんの指導を受けた経験があるはずです。サントリーの清宮監督が高校代表キャプテンを務めたときのコーチが川村さんで、「あの頃から素晴らしいキャプテンシーを発揮していたなぁ・・」と、いまや日本ラグビー界のリーダー的存在である名将の往時を偲んでいらっしゃいました。
 そんな川村さんが仰いました。「今日、褒めてあげたい選手がいるんや。クボタの赤塚君や。高校代表のメンバーだった彼には厳しく指導しましたから・・・。あの頃は、僕のこと嫌ってたんちゃうかな。でも、大学、社会人と進んで、ベテランになるにしたがって凄くいいプレイヤーになってる。嬉しいですよ。だから、今日は放送の中で、褒めてやりたいんや。ええやろ・・・・」今から16年前、高校ジャパンの赤塚少年(大阪工大高)をカナダ遠征に監督として率いたのが川村さんだったのです。
 かつては、布施工業高校でラグビー部監督だった川村さん、「打倒強豪校!」の大目標を立て、情熱を注ぎ込まれていました。そうです、そのグラウンドにも、今日のような”生駒颪”が吹きつけていたはずです。
 
 
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