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つれづれscene299:常翔啓光が優勝~高校ラグビー~
2009-01-08 Thu 01:24
  
  「新しい学校名で新たな伝統の1ページを切り拓くのか?常翔啓光!御所工業の名を背負うのは今年が最後。消えゆく学校名を、この聖地の歴史に刻み込むことができるのか。御所工業・御所実業!」

  高校ラグビー決勝戦のオープニングコメントはこんな感じだったでしょうか?今日の決勝戦を、僕は、学校の歴史という側面にも力点を置いて、見たいと思っていましたから・・・。

  決勝戦に相応しい素晴らしい試合でした。常翔啓光、花園に出てくると、強いです。このチームは・・・。これが伝統の強みなのでしょうか・・・。ディフェンスから相手ボールを奪い、そのボールを繋ぎに繋いでトライに結びつける力には感服させられます。巧さ、スピード、これぞ高校ラグビーが目指すべき完成形ではないでしょうか?

  それでも、常翔啓光の杉本監督は、「かつて4連覇した頃のチームと比べればスキはあるんです」とおっしゃるのですが・・・。監督と選手の距離感もいい感じ。コミュニケーションの疎通から来る程よい親近感と信頼感もこのチームの強みだと感じました。生徒達に“やらされている感”が全くないのが素晴らしい。

  敗れた御所工業・御所実業も素晴らしいチームでした。実は、僕はこの大会、2回戦から決勝までの、花園で戦った御所の全ての実況を担当しました。長く高校ラグビーの実況アナウンスを担当させて頂いていますが、ひとつのチームの勝ちあがり全てのゲームを喋るなんて初めてです。

  「小さな体でも戦えるというメッセージになれば・・・」と竹田監督はおっしゃいました。小さきものが巨人をなぎ倒すという日本人の琴線に触れる戦い振りは見事。いいチームでした。体格で劣ろうとも、集団としての意思の方向性が統一されたチームでした。

  常翔啓光のスタイルが高校ラグビーの目指すべきひとつの完成形だとすれば、今年の御所のラグビーには、高校ラグビーにあらまほしきスピリッツが宿っているようにも思えました。チーム内のディシプリンが生み出す、統一感こそ、今年の御所の真髄だったように思えました。

  頂点には立てなかったものの、花園のファイナリストとして、御所工業の名前はしっかり歴史に刻まれたはずです。

  今年も、数々の名勝負に心を動かされました。

  
 
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