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つれづれscene22:決勝前夜
2008-01-06 Sun 20:49
 高校ラグビー、いよいよ明日は決勝戦です。実況を担当する僕は明日の決勝で戦う東福岡高校と伏見工業高校の練習を取材しました。朝から穏やかな冬晴れで、このお天気が明日も続けばいいのですが・・・。
 最初に訪れたのは東福岡高校の練習する神戸市の灘浜グラウンド。そう、神戸製鋼の練習グラウンドです。朝10時過ぎからスタートした東福岡の練習は、終始リラックスムードの中で行われました。1時間半ほどの軽めのメニューで、明日の決勝に備えていました。過去に三度、ファイナルに進んだことのある東福岡ですが、まだ優勝はありません。啓光学園に二度、そして昨年は東海大仰星の前に、頂点への行く手を阻まれています。さあ、今回はどうでしょう。谷崎監督は「この過酷な2週間(高校ラグビー期間)を耐えるために1年間、頑張ってきたわけですから。明日は選手達がやってくれるでしょう。各自がそれぞれの責任とチームとしてのこだわりを全うできるよう、楽しんでプレイして欲しい。それだけです」といつもと変わらぬ笑顔で語って下さいました。充実の戦力が揃った今年の東福岡、悲願の初優勝まであとひとつです。フェニックス羽ばたくか・・・。
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 午後は伏見工業高校の取材です。神戸から一路、奈良までの移動です。車で40分、奈良女子大学付属中等部のグラウンドに到着しました。山口総監督の「このメンバーでの練習は今日で最後。この時期まで、同じメンバーでラグビーが出来る幸せを感じながら、最高の練習で締めくくってくれ!」の声で、午後2時、練習は始まりました。選手達の気合は十分、井口主将の号令のもと、張り詰めた空気の中での練習となりました。
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 練習後、伏見工業名物のジャージー渡しが行われました。明日の決勝のメンバーに背番号の入ったジャージーが手渡されるのです。メンバーから漏れた3年生がジャージーを渡してゆきます。「精一杯頑張れ」「悔いの無いように」などの言葉とともに渡されたジャージーの重みを出場選手は背負いながら明日は戦うのです。感動的なシーンです。
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 チームメイト、家族、学校関係者、それぞれの思いを託された選手達。彼らに高崎監督は言いました。「伏見のジャージーを身に着ける君らに託されたものは小さくない。使命感を持って戦って欲しい。伏見らしいラグビー、ひたむきなプレーを期待している!」と。2年ぶり5度目の優勝を目指す伏見工業、「強くて、大きい相手を本気にさせたい。そして慌てさせたいですね。佐賀工業も、桐蔭学園も、相手を本気にはさせたけれど、慌てさせることはできなかった。僕らはそこまで踏み込んでいかないと・・・」高崎監督の言葉が印象的でした。
 「ジャージーをもらった25人と、スタンドから一緒に戦う全ての部員の心がひとつになれば絶対勝てる!明日は60分間いっしょに闘おう!」井口主将の言葉も重いです。”信は力なり”。
 泣いても笑っても、明日が最後です。チームの伝統や風土、またそれに由来するチームカラーは全く違えども、ここまでの道のりで、流した汗、つくった傷の総和は両チーム、等しいはずです。ならば、気持ちと時の運で明暗は決するのでしょうか。いずれにしても、僕らは、その時を傍らで待つしかないようです。決戦前夜は、いつもの夜より長く感じられそうです。
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