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つれづれscene133:五月闇
2008-05-20 Tue 00:30
 外は雨です。これから明日にかけて近畿から北日本の太平洋側では大雨の恐れがあるそうです。5月の雨によってもたらされる夜の暗さを「五月闇」と呼び、この時期の暗鬱とした風情を表しています。

  日が照れば初夏の陽気と明るさに包まれるこの時期ではありますが、いざ雨が降ると、同じ季節とは思えないほどの綾目も分たぬ 闇に包まれます。その落差の大きさ、コントラストの強弱が生んだ特別な言葉がこの「五月闇」なのかもしれません。

  闇という言葉はどちらかというとマイナスのイメージを持っています。さらに言えば、無気味ささえ感じる言葉ですよね。そもそも闇という概念は、災いを意味するものとして捉えることが多く、やましい考えや道徳的でない思考を「心の闇」、イリーガルな貸金業者を「闇金融」など、「闇=絶対的な悪」という概念で捉えられがちです。そんな闇と一年の中でも生命力豊かであり、 爽やかな季節である5月とを融合させたところにこの言葉の面白みがあるように思えます。
 
  さて、政府の社会保障国民会議は19日の所得確保・保障分科会で、年金改革における社会保険方式維持か 税方式に転換か、双方のメリット・デメリットについて検討したそうですが・・・。税方式なら消費税率が18%程度まで引き上げられるとか・・・。「ふ~ん」って感じで、実感も涌きません。他人事ではない”今そこにある”切実な問題なのに・・・。福祉や社会保障をなおざりにし続けてきたかつての経済大国を自らが”先進国”と称するのはいかがなものでしょうか・・・。

  風薫る五月の闇。生命力豊かな季節に味わう、有機的な闇を「五月闇」と呼び、暗闇さえも味わおうする我々日本人。

  この国の行く末を慮る際に浮かぶ言葉、”一寸先は闇”。いくら日本人でも、そんな「闇」を愛でることはできません。
  

 
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