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つれづれscene112:霾曇(よなぐもり)
2008-04-21 Mon 23:05
  初夏のような陽気となりました。黄砂(たぶん)の影響で視界はさほど良くはなかったものの、いいお天気でした。

 黄砂は困りますね。自然現象なので文句は言えません。でも、飛んでくるんです。中国から・・・。英語で黄砂のこと、どう表現するかご存知ですか?そのまま、”Yellow Dust”、”Yellow Sand”なんだそうですが、こんな表現もありました、”China Dust”。思わず苦笑してしまいます。折りしも、何かと話題の中国。いろんな風がお隣の大国から吹いてきます。砂といっしょに・・・。

 そんな、大迷惑な、しかしながら自然のなせる技であるから仕方の無い黄砂。こんな厄介なものさえも、日本人は俳句の季語として用いているのです。「霾(つちふる・ばい)」、「霾曇(よなぐもり)」、「霾風(ばいふう)」などと言ってしまえば、なんと風流なことか。
 
 また、江戸時代の書物に「泥雨」「紅雪」「黄雪」などの黄砂に関する記述が見られるそうです。環境や健康にも百害あって一利なし(たぶん)の黄砂さえも、日本人にかかれば、季節の彩りとして受け入れられてしまうのですから・・・。(昔の)日本人の自然を享受しようとする心持ちの大らかさと、彼等が操る日本語の言葉としての表現力の豊かさと奥深さには感心させられるばかりです。


 今も遠く西方のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠などから運ばれてきた砂が、十五夜の満月を霞ませています。まさに霾曇の夜です。



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