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つれづれscene162:ザ・トークショー
2008-06-28 Sat 23:57
 小松君も近ちゃんも面白い!ってことがお分かりいただけたトークショーではなかったでしょうか?小松君とはオリックスの小松聖投手のことで、近ちゃんは同じくオリックスの近藤一樹投手です。今日の試合前に行われたトークショー、多少なりとも、両投手の素顔をご紹介できたのでは・・・・。

  和やかな笑いに包まれた、このトークショーの司会進行は何を隠そう、私、大前一樹であったことを付け加えておかなければなりません。以下はこのトークショーのほんの”さわり”です・

  近藤「小松さんは、僕の2つ先輩なので、いつも僕から挨拶するんです。この世界、上下関係は厳しいですから。でも、小松さんはどうも僕のことが嫌いらしくて、僕が『こんにちわ!』っていても手の親指の上に薬指と中指を置いて、小指と人差し指を立てて、僕に見せるんです!こんなふうに・・・・」
 
  小松「昔、影絵で指をそうやれば狐になるじゃないですか。近藤のニックネームは”コン”だから狐でいいんですよ。(指を狐に模しながら)これでいいんですよ。コンは・・・」

  近藤「だから、最近は僕も小松さんが嫌いになって、挨拶代わりに、指で狐を作って小松さんに見せるんです」

  小松「ふたりで、無言で指で狐作って・・・」

  近藤「・・・・・」

  などなど、本当は仲の良いふたり。チーム内のいい雰囲気が伝わってくるようでした。また、普段、マウンドで見せる彼らの真剣な表情とは一味違った素顔を垣間見ることができました。仲間であると同時にライバルでもあるふたり、27歳の小松聖投手と25歳の近藤投手。オリックスを背負う若い力の今後の活躍に期待したいですね。

  イベントの最後に行われたファンとの記念写真では、皆さん、”Vサイン=ピース”の代わりに、指で狐を作る”コンサイン”でポーズをとっていたのが、面白かったなぁ。

  さて、明日は、近ちゃんが先発します。ファイターズは今季、プロ初完投勝利をマークした相手。勝利のお立ち台で、指で狐を作って見せて欲しいものですね。

  一方の先輩、小松投手は火曜日からのホークス戦での先発が濃厚です。ホークスキラーの本領発揮といきたいところ。

  小松君近ちゃん、頼んだよ!

  
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つれづれscene161:はいはい、明日、明日!
2008-06-27 Fri 11:56
   なんか悔しい負け。オリックスのことです。やっぱ、強いわ。日本ハムのことです。明日はナイター明けのデーゲームです。夜更かしは体に毒です。オリックスにとっては痛すぎる6連敗。試合後はさすがにいつも笑顔の爽やか青年・佐藤広報もショックを隠しきれない様子でした。まあ、この気持ちはここまで。切り換えてゆくしかないですね。

  明日の試合前、12時半から(プレーボールは14時)なんと、京セラドーム大阪2FのBsサロンでトークショーが開催されます。試合直前ですよ。ミーティングはどうするんだ?でもトークショーなんです。

 ゲストは、オリックスの小松聖投手と近藤一樹投手です。司会は、わたくし、大前一樹でございます。参加できるのは事前に申し込まれた方のみとのことですが、遠目からご覧いただけるかも知れません。

 独特の空気を醸し出す小松投手と近藤投手。どんなお話になりますやら・・・。

 それにしても、返す返す悔しい、今日の試合。こんな時は、寝て忘れる!朝も早いし、もう寝ます。

 明日のトークショー、司会は僕です!念のため。
   
 はいはい!明日、明日!


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つれづれscene160:シモヤマン!
2008-06-26 Thu 23:59
  梅雨ですよね。でも、今日も時折晴れ間の見えるお天気。先日のゴルフで「いやー、梅雨時にこんな天気でゴルフができるなんて、日頃の行いですかなぁ~、ハハハッ~(←笑い声)」なんてオヤジ臭い会話をしていたのがバカらしくなるくらい、関西は雨降らないです。

  今日は京セラドームに行きました。オリックス・バファローズの練習が今日は京セラドームで行われたからです。試合後は大石監督代行に、明日から再開されるペナントレースに向けての抱負などを訊くことができました。詳しくは、オリックス・バファローズの公式携帯サイトの”Bsリポート”をご覧下さい。半分宣伝でした。スミマセン。

  そうそう、その公式携帯サイトの入会促進CMを今日、撮ったんです。オリックスきっての元気者にして人気者、ユーモアセンス溢れる下山真二選手に出演していただきました。アドリブも効かせながらの演技はなかなかのもの。このCM、京セラドームやスカイマークスタジアムの大型ビジョンで流れます。明日から流れるこのCM、今頃、ジョニー(オリックス球団のビジョンディレクター兼映像クリエーター)が西宮の自宅で必死になって編集しているはずです。是非、シモヤマン(下山選手の愛称!)の演技力にご期待下さい。僕も出来上がりが楽しみです。

  オリックスファン以外の方で、この機会に下山選手についてお知りになりたい方は、下山選手公式ブログ「シモヤマンの一発かましたれ!」をご覧ください。きっと”シモヤマンワールド”の虜になること間違いなし、です。

  さて、明日から交流戦明けのリーグ戦が始まります。京セラドームではバファローズがファイターズを迎えます。「ダルビッシュ攻略は容易ではないですよ。2~3点勝負になるでしょうね。下山はアタマから使います!期待してます」とバファローズの大石監督代行。

 ♪ホームランバッター、シモヤマン!♪(←下山選手のオリジナル登場曲。上記ブログで聴くことができます)

  明日は、最高のシナリオを、バットで演出して下さいね。頑張れ、シモヤマン!

  明日も予報では、ドームに屋根は必要なさそうです。”日頃の行い”(誰の?)でしょうか?

  
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つれづれscene159:無題
2008-06-25 Wed 23:59
  いつもこの徒然歳時記を書き始めるのは日付が変わる少し前。書き上がる頃には、すでにカレンダーはひとつ進んでいます。今日も、そうです。AMラジオが鳴っています。NHKラジオ第1放送の「ラジオ深夜便」が流れています。いつも、聴くでもなく、聴かないでもなく。落ち着いた口調のアナウンスと耳の邪魔にならない音楽、毎正時のニュースと気象情報は、文章を書く際のBGMに最適ですよ。

  今日はスカイマークスタジアムでオリックス・バファローズの練習を見てきました。再開されるリーグ戦に向けての練習です。残り70試合のレギュラーシーズンで、どこまで順位を上げてゆけるか注目したいですね。

  今日の練習で目を惹いたのは北川選手会長の特守です。ラロッカ選手の離脱で、慣れないサードを守ることが多くなっている北川選手。小川博文コーチのノックバットから放たれる鋭いゴロに挑んでいました。キャンプ中ではよく見る光景ですが、シーズン中では珍しいシーンです。選手会長として責任感の強い北川選手のこの意欲が、チームに無言の刺激を与えたのは間違いありません。

  さて、先日ここでもお話しました高校野球の地方予選のこと。僕は奈良県大会を中心にお喋りすることが正式に決まりました。奈良テレビ放送です。大会初日のオープニングゲームからファイナル・決勝戦まで大会期間中の半月間は奈良・橿原球場と京セラドーム、スカイマークスタジアムの往き来が続きます。奈良に通勤する僕は、7月25日のオリックス対楽天戦の「奈良県民デー」(つれづれscene158参照)で優待されるかも・・・・。

  ちなみに、昨日の「奈良県民デー」CM原稿の読みに自信のある方からのコメント等はありませんでした。残念・・・。

  「ラジオ深夜便」を聴きながら・・・・。今日も、「徒然歳時記」で僕の一日は終わります。


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つれづれscene158:声の主
2008-06-24 Tue 23:59
  “奈良県にお住まいか、お勤め、通学の皆様!7月25日(金)、京セラドーム大阪でのナイター観戦がとってもお得です!!オリックス・バファローズでは大好評、恒例の奈良県民デーを今年も実施。
内外野自由席を500円、内野C指定席を1000円でご優待。さらにこの日はビアナイト!ビールがなんと、一杯200円の大サービス。7月25日(金)、オリックス対楽天戦は奈良県民デー!”

  上のCM原稿を25~27秒くらいで滑舌よろしく読むことのできた方!アナウンサーになれますよ!自信をお持ちの方、お知らせください!

  というわけで、今日、大阪市内の録音スタジオでCMを録りました。奈良県内のケーブルTV局で流れるそうです。このCMの声の主こそ、僕でございます。奈良県の皆さん、どうぞ、京セラドームへ・・・。奈良県に縁のない方でも、ビールが200円で飲めちゃいますから、是非お越しくださいね。オリックス球団からのお知らせはここまで・・・。

  久しぶりに電話をかけてみました。受話器の向こうから「いやぁ、チームとしてはまだまだ、厳しいものがありますね」との言葉。声の主は、同志社大学ラグビー部ヘッドコーチの綾城高志さん。以前このブログでもご紹介したことのある、同志社OBで神戸製鋼でも活躍されたラガーマンです。

 古豪・同志社ラグビーの復活を託され、この春から母校の指導をされているのです。慶應義塾、三高に次いで日本で三番目に古い歴史を持つ同志社ラグビー。大学選手権3連覇という偉業も今は昔の話になってしまった同志社の威信回復を祈りたいですね。「近いうちに、田辺グラウンドにお邪魔します」と言って電話を切りました。頑張れ、紺グレのジャージー!

  夜は、阪神タイガーズの池田さんと会って話をしました。「池田さんって誰?」当然でしょう。しかし、この徒然歳時記の読者の皆さんなら、一度はこの方の声をお聞きになったことがあるはず・・・。

  「4番、レフト 金本、レフト 金本 背番号6」とか「タイガースのピッチャー、久保田に代わりまして、藤川。タイガースのピッチャー藤川。背番号22」とかの、あの声の主です。甲子園球場の場内アナウンスを担当されている池田知子さんです。勿論、春のセンバツ、夏の選手権と、高校野球も担当されています。ここでは、お話できないような裏話なども含め、楽しくお話させていただきました。マンモススタンドとそれに架かる銀傘にこだまするあのアナウンス。甲子園の雰囲気を醸し出すなくてはならないあのアナウンス。分野は違えど、勉強になりますね。

 というわけで、バタバタと過ぎた一日。明日は、久しぶりに、神戸のスカイマークスタジアムでの取材です。そういえば、タイガースがクライマックスシリーズに出た場合(ほぼ確実でしょうが)、舞台はリニューアル工事に入る甲子園ではなく、スカイマークスタジアムだったような・・・。池田さんの声が神戸のボールパークに響きます。これもまた、楽しみですね。


  
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つれづれscene157:ハサミをクラブに持ちかえて!
2008-06-23 Mon 23:03
   降らず照らずのお天気。この時期のゴルフには絶好のコンディションです。昨日までの雨で、地面は軟らかく、足場も良くはないものの、梅雨時期としてはこの上なきゴルフ日和でした。

  バターカステラの悲劇(45人中28位のコンペ成績。その賞品がバターカステラ。詳細は徒然歳時記scene153参照)から1週間。その間、反省はするも練習なし。コースの難度や格式が先週とは違って極めてカジュアルだったことも手伝って、スコアは随分改善されたのですが・・・。後悔と反省よりも練習!何度、思い知らされては忘れたことか・・・。

  今日はコンペではなくプライベートゴルフ。カリスマ(ひょっとしてもう死語ですか?)美容師2人(男女)とのラウンドでした。カリスマの男はライトブルーのBMW、Z4なるオープンカーで颯爽とゴルフ場に降り立ちました。ゴルフバッグが入らずとも、カリスマは2シーターのオープンで現れるのがお約束です。

 ファイナルラウンドに臨むタイガーウッズを彷彿とさせる赤のトップスに黒のパンツ。やはりゴルファーの勝負服は赤×黒でなければならないようです。ただし、その上下のウェアには3本のラインが・・・。アディダスです。このあたりは、タイガーとの差別化を図り、アイデンティティーを前面に押し出しています。さすがです。ヘアスタイルが命の赤黒の彼の頭には、サンバイザーです。キャップを被ってしまえば、髪の毛の乱れが気になってショットどころではないからでしょう・・・。

  彼のスコアについては触れませんが、普段の自在なハサミ捌きのようなキレはなかったようです。相当、芝を刈り込んでいたのは確かです。それだけで、推して図るべし、です。
  
 さて、遊びはここまで・・・。プロ野球に高校野球、もしかしたらのインターハイ。お仕事、お仕事!

  
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つれづれscene156:雲は湧き、光溢れて・・・。まもなく地方大会!
2008-06-21 Sat 23:35
 まもなく、高校球児たちの夏がやって来ます。全国大会は8月2日から17日間の日程で、灼熱の甲子園を舞台に行われます。今年は90回の記念大会ですので、埼玉、千葉、神奈川、愛知、大阪、兵庫の代表校の枠が1校ずつ増えています。激戦地区の出場枠が拡がったことで、よりハイレベルな試合が期待されそうです。

  さて、全国大会に向けての地方大会が、近畿でも7月の2週目から始まります。僕は、奈良県と和歌山県の大会の中継のお手伝いをさせていただくことになりそうです。奈良の橿原球場と和歌山の紀三井寺球場には、ここ数年は毎年のようにお邪魔しています。

 地方大会から高校野球を見せていただいていると、全国的には無名でも、後年、大学や社会人、あるいはプロで活躍する選手の高校時代のプレーと出会える楽しさを味わうことができるのです。どんな一流プレーヤーでも、彼らの原点は高校野球です。その高校時代のプレーを知るだけで、後の仕事に大きく活かされることだってあるわけです。

 たとえば、先日、衝撃的なデビューを果たしたジャイアンツの加治前選手です。奈良・智弁学園時代の勝負強いバッティングは今でも鮮明に覚えています。また、今年の大学選手権で熱投を披露した近畿大の巽投手は、和歌山・新宮高校の出身です。高校時代、延長試合をひとりで投げきり、翌日の再試合でも完投した巽投手は、今年の神宮でも延長戦を戦いました。地方大会だけが知る、彼らの原点に立ち会える機会を与えられているのですから、野球好きにはたまりませんね。

  また、その地方の偉大なるOBの方々とお話ができるという魅力もあるんです。かつて箕島高校を率い、甲子園35勝、春3回、夏1回の優勝を成し遂げた名将・尾藤公さんと放送席を共にさせていただくこともあれば、取材で天理・森川監督や智弁和歌山・高島監督など甲子園でもお馴染みの指導者の方々から、野球に対する考えや独自の指導方法などについてお話をうかがえることだってあるのです。

  そういえば、各都道府県から1校ずつ(東京と北海道は2校)の出場が認められたのは、第60回の記念大会から。それ以前、和歌山と奈良では、それぞれの地区優勝校が、紀和大会を戦って、その勝者1校のみが甲子園への切符を手にできたのです。ともに野球のレベルが高い地区だけに、この紀和大会は激戦を極めたそうです。今年も、奈良と和歌山の熱戦をその地区の視聴者・聴取者の皆様にお伝えすることになりそうです。


  プロ野球とはまた違った感動をお伝えできるよう頑張りますね。

  ♪あぁー、栄冠は君に輝く・・・♪加賀大介さんの詞、古関裕而さんの曲(タイガースの「六甲颪」、ジャイアンツの「闘魂こめて」の作曲者)に胸を熱くする季節が近づいてきました。


 
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つれづれscene155:エコ!
2008-06-20 Fri 00:50
  月齢15.3の満月は天空から雨雲を照らすのみ、残念ながら、その光は地上に届きません。風もなく、霧のような雨が漂う蒸し暑い夜です。いつまでエアコンのスイッチを押さないでいられるのでしょうか?エコですからね。

  ”エコ”ということでいうと、そろそろ本気でハイブリットカーを考えなければならないのでしょうか?天井知らずのガソリン価格はさすがに堪えますね。「ハイオク、満タンで!」って、軽々しく口にできないですから・・・。それにしても、僕の愛車は大食漢です。高価な化石燃料をがぶ飲みしながら走ります。う~ん。

  さて、今日は、J-SPORTSの「野球好き」コラムを書き上げたのですが、今回のタイトルは「ホークスの深緑に想う”大阪球場”」です。プロ野球界で流行りの”復刻ユニフォーム”。ソフトバンク球団も先日、旧南海のユニフォームを身に纏って試合を行い、大きな反響を呼んでいました。かつて、そのオールドユニフォームが”グラウンド狭し”と駆け巡った舞台は大阪球場。今は亡き、往年の名物球場です。そんな南海ホークスの本拠地について、僕なりの視点から書いてみました。よろしければ、ご一読ください。

  少し、風が出てきました。湿り気いっぱいの風ですが、それでも少しは涼を運んできてくれます。おかげで、エアコンのスイッチはまだオフのまま。ガソリンの高騰で、あらためてクローズアップされてきた”エコロジー”。資源や環境そのものより、財布の中身に突きつけられた現実問題で、エコの意識がより鮮明に芽生えるのですから、情けないやら、恥ずかしいやら・・・。

  原油先物市場での一部投資家のマネーゲームが一因となったガソリンなど石油製品の高騰は、国内外の経済活動に大きな影を落としています。生産から物流、さらには販売、消費という一連のサイクルの全ての過程で大きな歪みが生まれています。巨万の富を得ようとする投資家の”エゴ”が生み出した由々しき事態。末端の僕らは、せめてもの”エコ”で対抗するほか、術はないようです。

  

  
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つれづれscene154:「さるきち」さんへ
2008-06-19 Thu 00:29
 更新せずに寝ようかと思った矢先、「さるきち」さんからのコメントが届きました。ありがとうございます!北海道ですか・・・。ファイターズファンの中で肩身の狭い思いをされていないか心配です!

 てなわけで、今回の徒然歳時記は、コメントを頂戴した「さるきち」さんへの返信を、まんま、本題にしちゃいましょう。本文中、オリックスファンの方にしか理解できない内容が出てくるやも知れません。あしからず、ご了承くださいね。

  「さるきち」なる手袋。知ってますよ。送ってくださった軍手を、嬉しそうに手にしていた花木氏(スカイマークスタジアムの前球場長)の顔を覚えています。「大前ちゃん!これええやろ」と見せてもらいましたから・・・。花木氏とは、関西学院の同窓生で、年に1~2回、ゴルフを共にします。彼の腕前は、まあ、バターカステラクラス(scene153参照)です。

  さて、オリックス・バファローズですが、ジャイアンツに連敗です。いずれも接戦を落としての黒星ですから痛いですね。まあ、”ミスをした方が負け”という典型的な試合でした。ここまでの交流戦の成績は11勝11敗。スワローズとの2連戦に勝ち越しを賭けるわけですが、さてどうでしょう。

  次に僕が実況を担当するオリックス絡みのカードは、確か7月1日のソフトバンク戦です。解説は、山沖之彦さんです。「さるきち」さんは5月の5日にスカイマークスタジアムに来られていたとか・・・。あの試合は僕が喋ってました。下山選手の逆転ホームランは良かったですね。

  「さるきち」さんがおっしゃるほど、僕が実況を担当したオリックスの勝率は良くありません。5割あるかないか、だと思いますよ。交流戦に限りますと負け越しています。

  さあ、交流戦が終わると、シーズンはちょうど折り返し。残り、70試合、しっかり応援してくださいね。僕も、バファローズとマリーンズのゲームを中心に、熱い戦いをしっかりファンの皆様にお伝えできるよう、頑張りますね。

  今回は、コメントをお寄せくださった「さるきち」さんへの返信を本文に替えさせていただきました。また、お読みいただければ嬉しいです。

 

    
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つれづれscene153:あ~あ、28位・・・。
2008-06-17 Tue 23:59
  久しぶりのオフ。ゴルフコンペの一日でした。兵庫県丹波市にある某ゴルフクラブの3ヶ月に一度のコンペティション。結果は惨憺たるもの。45人中28位、賞品のバターカステラが悲しさを誘います。でもちょっと、嬉しかったりして・・・。

  同じ組でラウンドした僕と同級生の”アラフィフ”仲間は、23位。賞品は地元で獲れたトマト。「僕はトマトが嫌いだ!」と強がってはいるものの、悔しいな・・・。マリナーズ・イチロー選手の国内マネジメントを担当する彼は、今月末には渡米するとか・・・。今度、一緒にラウンドできるのはいつのことやら・・・。今日のところは3000円預けておくからな・・・。

  真夏のような陽射しを一日中浴びて、さすがに疲れました。まだ、体の中に熱がこもっているようです。今朝方のウッズのプレーに刺激だけは受けて臨んだラウンドなのに・・・。歳だな・・・。

  次回のラウンド(来週)では、せめて3の倍数のホールくらいはアホ、じゃなかった”パー”になるよう、頑張るぞ。



   
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つれづれscene152:三笠の山に出でし月かも
2008-06-16 Mon 23:59
 ”雨季の6月を水無月と呼ぶは、これ如何に?”。陰暦(旧暦)の6月は水無月。ただし、太陽暦とはタイムラグがあって、梅雨時期は陰暦では皐月。したがって、水無月は梅雨からひとつ進んだ季節を指すわけで、梅雨時期の異名ではありませんね。

  水無月(みなづき)の「無=な」は「の」にあたる連体助詞で、「水の月」という意味で、陰暦の6月は田に水を引く月と言う意味で水無月と呼ばれるようになったとか・・・。

  明治以前は、月の満ち欠けで暦は巡っていました。太陰暦ですよね。月が暦、つまりは時間を刻み、季節を進めていたわけです。人々は月を見上げ、その形の変化に時を感じていたのです。だから、我々日本人は古くから、月を愛で、さらにはその月に様々な思いを馳せていました。

  今、僕の部屋からは、月齢12.3の望月まであと3日の月が見えます。真南から少し西に落ちた月は湿り気を含んだ大気の中で、やや赤みを帯びながら下界を照らしています。

  今、皆さんがご覧になっている月と同じ月です。かつて、遣唐使として異国に渡った阿倍仲麻呂が月を見て詠んだ望郷の歌はあまりにも有名です。

  天の原 ふりさけみれば春日なる 三笠の山に 出でし月かも

  学徳兼備博識宏才の仲麻呂は、在唐中に科挙に合格し、高級官僚として玄宗皇帝から寵遇されたそうですが、帰国の際に難破し、結局は72歳の生涯を大陸でまっとうしました。遣唐使として唐に渡ったのが19歳の時。生涯の大半を異国で送った仲麻呂は幾度となく、あるいは毎夜、月を見上げて、故郷の大和に思いを馳せていたのかもしれません。それを考えると、壮絶なる望郷の念がこもった歌であることがわかりますね。

  海を照らす望月。その明るさに、驚いたことがあります。随分昔のことですが・・・。紀淡海峡を照らす十五夜の月です。海が鏡のようでした。仲麻呂が見た東シナ海を照らす月も、きっと大海を黄金色に染めていたに違いありません。

  太陽ではなく月に心が動かされるんですね。僕ら日本人は・・・。

  水無月から、今見上げている月に話がとんでしまったようです。今夜の月はあと2時間もすれば、六甲の山の端に沈んでゆくでしょう。


  
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つれづれscene151:言霊
2008-06-14 Sat 23:58
  今日は早朝に東京から移動。飛行機は無事、いつものように10分遅れで伊丹に着きました。「本日は羽田空港混雑のため、出発ならびに到着が遅れましたことをお詫びいたします」と、いつものマニュアル言葉。コンビニの「またお越しくださいませ・・・・」同様、気持ちのこもっていない言葉ほど軽いものはないですね。もはや「言霊の幸ふ国」とされたこの国の言葉ではないような・・・。

  言霊とは、声に出した言葉が現実の事象に対して何らかの影響を与え、良い言葉を発すると善いことが起こり、不吉な言葉を発すると凶事がおこるという考えで、発した言葉が大きな力を持つことを意味しています。ですから、不吉なことを口にすると、「縁起でもない!」ってことになりますし、婚礼などでは、集う人々が口々に祝辞を述べることで、二人の前途に輝かしい未来を約束しようとするのです。

  言霊。言葉にこもった魂と考えれば、少し宗教的な印象を受けてしまいますが、”魂”を”体温”という表現に換えればより分かりやすいかもしれません。コンビニの「またお越しくださいませ」という言葉から、その人の体温が伝われば、それを受けた客は、本当に「また来ちゃいました」になるかも。

  言葉を生業とする僕らならなおさらのこと。発する言葉に温もりと責任を持ちたいものです。自戒の念抱きながら書いてます。150回オーバーの徒然歳時記、これからも「またお読みくださいませ!」これ、マニュアル言葉じゃないですよ!

  
  
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つれづれscene150:Around Fifty
2008-06-13 Fri 23:59
 昨年12月にスタートした徒然歳時記も150回目です。半年経ちました。まだまだ、ぼちぼち書いてゆきます。

  今日は朝から東京へ移動したのですが、また飛行機が定刻に飛びませんでした。ビジネス便ともいえる伊丹⇔羽田便で、こう頻繁に発着の遅延があるのはどうなのかなぁ。急遽、別の航空会社の便に振り替えて事なきを得ましたが・・・・。

  なんだか波乱含みの一日のスタートになりましたが、波乱といえば今日の大学野球です。

  全国大学野球選手権の準々決勝、東洋大学対東北福祉大学の一戦です。ベスト8屈指の好カードといわれたこの試合はなんと、コールドゲーム。しかも5回コールド。13対0です。数多くのプロ野球選手を輩出する名門校同士の一戦だけに好ゲームが期待されたのですが・・・。

  スタンドには、東北福祉大OBの金本知憲選手や評論家の大塚光二さんの姿も見られたのですが残念な結果になりました。それにしても、東洋大の打線は凄かった・・・。

  気合を入れて実況席に座ったものの、予想外の展開に戸惑うしかありませんでした。両大学の力の差なんてほとんど無いに等しいはずなのに、ちょっとした、ゲームの”アヤ”でこんな点差になってしまうのですから、野球という競技はコワイですね。

  ある意味、期待はずれの試合。そう言えば、今日は朝から”機体はずれ”だったなぁ。チャンチャン!

  夜は、J-SPORTSのプロデューサーに誕生日を祝ってもらいました。”Around Fifty”、アラフィフです。


   
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つれづれscene149:神宮の杜
2008-06-11 Wed 15:27
 明治神宮野球場、会場は1926年。以来、大学野球の聖地として数々の名勝負の舞台となってきました。今年もこの時期、神宮の杜には大学野球の球音がこだましています。

s-6月11日①


  神宮球場は今年、大幅なリニューアルが施されました。詳しく書きますとキリがないので、極めて簡単に大雑把に表現するならば、つまりは「広くなって、キレイになった」ということです。いい感じですよ。特に新しく張り替えられた人工芝は毛足も長く、感触もより天然芝に近いものになりました。大型ビジョンも最新式のLED画面に替わっています。

  でも、僕ら報道陣の仕事場である”舞台裏”にはあまり手が加えられていません。たとえば、リポーターが陣取るベンチ横通路はこんな感じです。↓
  
s-6月11日②


  写真からは伝わりにくいかも知れませんが、この周辺はけっこう、クラシックな雰囲気が漂います。ヤクルト戦になりますと、この狭い通路でヤクルトのマスコット”つばくろう”と”Face to Face”状態になることもしばしばです。

  今日は、大学選手権の2日目。僕はこの通路から、明治大学対関西国際大学の中継でリポートを担当しました。古い球場ならではの雰囲気を楽しみながらのお仕事でした。

  明治神宮とその外苑の杜。森ではなく杜です。木々に神が宿ると、森が杜になる。大学野球の聖地に相応しい環境もまたこの球場の魅力なのでしょう。

  次は明後日、準々決勝をこの神宮から実況します。
  
  今週末までは、神宮⇔京セラドームの往き来が続きます。

 
 
  
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つれづれscene148:神宮界隈
2008-06-10 Tue 23:59
  さて、これは何でしょうか?

s-6月10日


 国立競技場です。正式名称は国立霞ヶ丘陸上競技場なんだそうです。1964年に開催された東京オリンピックのメーンスタジアムです。

 今回、東京での宿は日本青年館なのですが、部屋の窓からこうやって国立競技場が望めるのです。大学野球選手権のために神宮球場に程近い宿ということで、このホテルを手配していただきました。いやぁ、神宮球場まで徒歩3分。窓からは国立競技場、神宮球場のお隣は秩父宮ラグビー場と、僕にとってはとても刺激的な場所なんです。
 
  とはいっても、今日僕が担当した大学野球選手権の会場は東京ドームだったので、神宮まで徒歩3分という好立地を活かすことができず、残念でした。

  東京ドームでの大学野球は正直、少なからず違和感を覚えてしまいます。まるでちょっと地味な都市対抗野球を観ているような錯覚に陥ってしまうのは僕だけでしょか?高校野球を東京ドームで開催するほどミスマッチではないのですが・・・。”熱闘!東京ドーム”なんていう高校野球ハイライトなんてあり得ないですよね。そう考えると、やはり学生野球の聖地は神宮球場ですよね。


  明日は全国大学野球選手権2日目です。僕の担当は神宮での第一試合、明治対関西国際の勝利インタビューです。明日こそ、神宮球場まで徒歩3分という日本青年館の好立地の恩恵に浴したいと思っています。午後は大阪に移動して京セラドームでのオリックス対横浜戦です。


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つれづれscene147:大学野球
2008-06-09 Mon 23:55
  素晴らしい日本庭園です。
 
s-6月9日


  とはいうものの、別に庭園鑑賞に来たわけではありません。上の写真は東京・明治記念館の中庭です。だからといって、明治記念館でのパーティーの司会のお仕事に来たわけではありません。念のため・・・。

  10日から始まる第57回全日本大学野球選手権の記者会見場が、この明治記念館で行われたのです。懇親会も兼ねたこのパーティーには、参加26大学の監督・主将が参加するため、僕ら中継に携わる関係者にとっては絶好の取材のチャンスなのです。

  初日に担当するカードは龍谷大学対中部大学、広島経済大学対函館大学の2試合。各校の監督・キャプテンからじっくりお話をお聞きすることができました。皆さんの健闘を願ってやみませんが、実況を担当する側も、心して皆の一所懸命のプレーを伝えたいと思います。

  意外にも。大学野球の実況はなんと今回が初めてなんです。草野球から始まって、プロ野球、社会人野球、高校野球などは当たり前のように喋っている(いた)僕ですが、大学野球は初めて。中部大学同様、初出場です。

  毎年、奈良テレビの高校野球中継でご一緒させていただいている奈良産業大学の藤原監督ともお会いできました。頑張ってください!

  高校野球よりもずいぶん大人でありながら、プロや社会人の選手と比べるとまだまだ初々しい大学生。母校の名誉を背負って戦う彼等の溌剌としたプレーに注目したいと思います。

  日本でプロ野球が誕生する以前の野球といえば、大学野球を指しました。日本に野球を定着させ、人気スポーツに仕立て上げた立役者こそ大学野球だったのです。その証拠に、黎明期のプロ野球界は、競って神宮のスター選手の獲得に動きました。当時の職業野球は、大学野球の延長線上にあったといっていいでしょう。

  そんな日本野球のルーツとも言える大学野球、しかも全日本選手権という大舞台で仕事ができることに感謝するとともに、気を引き締めて、実況、頑張ります!


  
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つれづれscene146:福岡ナイト
2008-06-08 Sun 01:35
  明日のラグビー中継に備え、福岡に入りました。レベルファイブスタジアムでの日本代表対オーストラリアA代表の試合の中継です。

  今夜は、ラグビージャーナリストの小林深緑郎さんと村上晃一さんや中継プロデューサー、さらには元日本代表監督で今はコカコーラウエストジャパンの監督の向井昭吾さんらと食事をしながら楽しい時間を過ごしました。この顔ぶれで、今夜のラグビー談義なら、ひとつの番組が作れそうでしたよ。

  二次会は福岡市内のスポーツバーで、ラグビーのテストマッチ「南アフリカ対ウェールズ」戦を観戦したのですが、時同じくしてサッカーの「日本代表対オマーン」の試合。スポーツバーはサッカーファンで占拠されていて、数多くあるTVモニターのうち、僕らラグビーファンに与えられたのはわずかに1台のみ。しかも、スピーカーからはサッカーの音声が・・・。

  そんな劣悪な環境のもとでも我らラグビーファンは、遠い南アフリカで行われているテストマッチに心奪われていたのです。

  実は、その狭いラグビーモニターの置かれた一角に居たのは、僕ら中継スタッフだけではありません。なんと、ラグビー日本代表のジョン・カーワンヘッドコーチと太田GMがいらしたのです。驚きですよね。僕の席のすぐうしろが太田GM、そのうしろがカーワンヘッドコーチだったんです。特等席です。時折、モニターの中で起こるプレーについてカーワンヘッドコーチがコメントも聞けて最高でしたよ!

 いやー、ここでも番組が作れそうな顔ぶれです。楽しかったなぁ。

 さあ、明日は、カーワンジャパンにとって真価の問われるパシフィックネーションズカップ第1戦、オーストラリアA代表戦です。日本がどんな戦いを挑むのか、中継のなかでお伝えできればと思っています。明日のJ・SPORTSラグビー中継をどうぞお楽しみに!

 今夜は過去2回のラグビーワールドカップでジャパンを率いた2人の監督、向井昭吾さん(2003年オーストラリア大会)、ジョン・カーワンさん(2007年フランス大会)とお会いでき、何かとても得した気分の福岡ナイトでした!頑張れ!ラグビー日本代表!


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つれづれscene145:野球好きコラム
2008-06-06 Fri 00:25
  皆さん、CSテレビのJスポーツってご存知ですか?「何を今さら!」って言われそうですが・・・。僕が普段、お仕事をさせて頂いてる局ですから、この徒然歳時記でもJスポーツってよく出てきますよね。

  そのJスポーツのオフィシャルサイト(結構立派ですよ!)の中の、「野球好きコラム」なるものを書かせていただいています。先月下旬から始まったこの「野球好きコラム」、僕のほか、プロ野球の実況を担当している石原敬士さん、谷口広明さん、節丸裕一さんが定期的に野球に関するエッセイを寄稿するというものなのです。

  僕は基本的には毎月の第1、3木曜の担当です。勿論、もう少し頻繁に書いてゆきたいと考えています。今日書いたエッセイは、先日、オリックス球団が達成した4500勝についてです。僕なりに感じた球団の歴史と伝統の重みについて書かせていただきました。

  他の実況アナが、どんな風に野球を観ていて、野球についてどんな文章を書かれているのか、楽しみです。

  僕にとって、この「野球好きコラム」はいわば徒然歳時記の別冊、アネックスみたいなもの。また、覗いてみてくださいね。
 
  J SPORTS BASEBALL 

   
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つれづれscene144:ちょっぴり懐かしい顔
2008-06-04 Wed 23:59
 今、スカイマークスタジアムから帰ってきました。オリックス対巨人の実況を担当しました。疲れました。試合としては僅差で、最後まで「ここで一打出れば・・・」的なシーンの連続だったのですが、僕の中ではいまひとつ盛り上がりを欠いてたのです。何故なんだろう?なんとなく巨人が勝って、なんとなくオリックスが負けた。ただそんなゲームに感じられました。

   日頃、対戦のないセ・パの交流戦では、懐かしい顔を見ることができます。巨人の谷選手にとって、神戸は第二の故郷のようなものだし、原監督の参謀役、伊原コーチは、オリックス・ブルーウェーブの最後の監督です。オリックスに縁のある顔を神戸で見ると、なんとなくホッとしてしまいます。

   そんな中で、見つけた懐かしい顔。高田誠さんです。今は巨人のチーフスコアラーをされているのですが、かつてはオリックスのキャッチャーとして活躍されました。法政大学から巨人に入団した高田さんは、トレードでオリックスに移籍、当時の仰木監督のもとでオリックスのリーグ優勝や日本一に貢献した選手でした。

   1996年のオリックス対巨人の日本シリーズ第5戦で、オリックスが優勝を決めた瞬間のキャチャーです。鈴木平投手と抱き合って喜びを爆発させた背番号「38」が高田さんです。ご存知の方も多いのでは?

   その高田さん、僕の顔を見つけて、「お久しぶりです!」って声をかけてきてくださいました。「お元気そうで!」と僕が返すと、「いやぁ、あまり元気じゃないですよ」との言葉。そう言えば、今ひとつ波に乗り切れない巨人軍。そのデータ関係を担当するスコアラー、特にチーフという肩書きが付くと、その気苦労は相当なものなんでしょうね。ちょっぴり懐かしい顔・・・。頑張ってくださいね!

  さて、プロ野球のセ・パ交流戦はまだまだ続きますが、僕の仕事でいいますと、今週末は福岡でラグビー、週明けからは東京で大学野球が入ってきます。データや情報の収集と取材に追われ、プチ忙し状態になりそうです。僕の担当するラグビーや大学野球に関しては、この徒然歳時記で、また、ご紹介していければと考えています。

 どうやら、梅雨の合間に広がった青空は長続きしないようです。お天気は下り坂のようです。僕の気分と同じです・・・。なんでかな・・・。


   
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つれづれscene143:五月雨は緑色
2008-06-02 Mon 23:35
 今日、梅雨に入りました。暦で言うところの入梅は立春から数えて135日目、太陽が黄経80度の点を通過する日を指し、6月11日頃がこの入梅にあたるわけですから、気象の上での今年の入梅は、ずいぶん早いんですね。

  今、しっかりと窓を叩く雨は、五月雨。梅雨時が旧暦では皐月にあたることから、この時期の雨はそう呼ばれました。”五月雨”という響きで、思い浮かぶもの。僕の場合はこれです。

  ♪五月雨は緑色 悲しくさせたよ 一人の午後は・・・♪ご存知でしょうか?村下孝蔵さん(故人)の「初恋」です。1983年にリリースされた名曲です。ややアップテンポのマイナーコードの楽曲で、村下さんの優しくも暖かい言葉で綴られた詞が素敵です。

  ”五月雨は緑色”で始まるこの歌。萌える植物の緑をよりいっそう、色彩的に映えさせる五月雨。そこから、若い日々ののエネルギーを連想させ、雨はまた同時に叶わぬ恋さえも暗示しているようです。柔らかな”和語(やまとことばともいい漢語とは対を成す言葉)”中心に書き上げられた歌詞はとても叙情的であり、人の心を内面に向けさせてくれます。

  そしてこの「初恋」の詞は”浅い夢だから 胸をはなれない”で結ばれています。一種、熱病のような若い日の恋を村下さんは”浅い夢”と喩え、しかしながらその熱さゆえに”胸をはなれない”と表現しているのではないでしょうか。僕の中の名曲のひとつです。
  
  村下孝蔵さんというと、この「初恋」でブレイクしたのですが、この曲よりも1年前に発表した「ゆうこ」や、この初恋の後の「踊り子」も秀逸な作品です。特に、「踊り子」では”初恋”ではない、若いながらも少し大人な恋、しかも悲恋を歌っています。インタールードやエンディングのバイオリンが切ないメロディーを奏でています。ただ、この曲に関していえば、イントロのメロディーが、同時期に活躍したFR・デイビッドの曲(タイトルは忘れました)のそれと酷似しているのが気になります。あくまでも私見ですが。

  1999年に46歳の若さでこの世を去った村下さん。まだまだその才能に触れたかったですね。五月雨の夜、ふと、村下孝蔵さんの「初恋」を口ずさみながらの徒然歳時記、久々の(プチ)音楽エッセイとなりました。

  同じ「初恋」でも島崎藤村の

  ”まだあげ染めし 前髪の林檎のもとに 見えしとき 前にさしたる 花櫛の

  花ある君と 思いけりやさしく白き 手をのべて林檎をわれに あたえしは

  薄くれないの 秋の実に人恋い初めし はじめなり (後略)・・・”
  
  この詩は秋に沁みるんですよね。  蛇足でした。

  

 
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つれづれscene142:本部長!
2008-06-01 Sun 23:07
 今日の中継は、放送席にオリックスの球団本部長である中村勝広さんをゲストに迎えました。放送開始から1回終了までの約40分間にわたってご出演いただいたのですが、解説の野田浩司さんを交えてのお話はなかなか楽しかったですよ。

  そもそも球団本部長とはいかなるお仕事なのか?ユニフォーム組みを後方からサポートする球団本部の中のトップで、戦力を整えるためのチーム編成の責任者ということで、オリックス球団の場合はこの本部長がGM的役割を果たしているといっていいでしょう。

  その中村勝広さんをゲストにお迎えするのですから、なかなか大胆な企画というわけです。ただ中村さんは、我々制作スタッフの要請を快く引き受けてくださいました。「ええっ、何を喋ったらいいのかな?まあ、言えないこともいっぱいあるけどね」と、いつもの渋い低音。ダンディです。

  放送では、オリックスの現状と大石監督代行に期待することなどのお話をいただいたのですが、僕が密かに楽しみにしていたのは解説の野田浩司さんとの顔合わせでした。中村さんと野田さんとは、阪神時代の監督、選手の間柄で、1992年、あと一歩というところで優勝を逃したタイガースの当時のエースが野田さんだったのです。

中村氏:「んー、野田さんに質問していですか?ピッチャーはやはり立ち上がりは難しいものなの?」
野田氏:「やっぱり、立ち上がりというのはどのピッチャーも苦労します。いかにゲームに入るかという点での難しさはありますね」
中村氏:「そうなんだねぇ・・・」
僕:「そんな中で、中村さんは、監督として野田投手をマウンドに送り出されていたわけですね」
中村氏:「絶大なる信頼感を持ってね」
野田氏:「・・・・・・・(苦笑)」
中村氏:「その野田君を、僕はオリックスにトレードに出しましてね。世間からご批判を頂戴したわけです」
僕:「1993年のシーズンでしたね・・・」
中村氏:「ええ、そうです」
野田氏:「・・・・・・・・(苦笑)」
 
  実は、最後の数分の阪神ネタが僕にとってはとても楽しかったのですが・・・。やや暴走気味の中村さん(中村さん独特のサービス精神からくるものなのです!)と、ただひたすら苦笑の野田さんが、印象的でした。

  試合後、野田さんがおっしゃってました。「お酒が入るといつも中村さんに言われるんです。『俺がお前をトレードで出してやったから、オリックスで優勝も経験できたんだぞ!感謝しろ!』って。確かに、セ・パ両方のリーグでプレーできたことは僕にとってよかったですね。中村さんには感謝してますよ、ホントに(笑)」

  というわけで、いつもと違った今日の放送。中村本部長、有難うございました。お疲れ様でした!


 
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