2008-03-31 Mon 23:19
東京の桜は散り始めたとか・・・。関西の開花状況は咲き始め~5分咲き程度。平年ですと、桜(主にソメイヨシノ)の開花は関東と瀬戸内沿岸の近畿地方では、ほぼ同期日であって、いわゆる桜前線では同じ線で結ばれるはずなのですが・・・。2月の寒さが影響したのでしょうか?
そもそも、”桜前線”なる言葉はマスコミによる造語であって、正式な気象の用語ではないそうです。気象庁の資料では、この桜前線、”桜の開花予想等期日線図”と表現されるのです。なんだか難しいですね。 ということは、ニュース原稿などでも本来は、「桜の開花予想期日線図、いわゆる桜前線は・・・」となるべきですよね。「BSE、いわゆる狂牛病」的に。 その桜が咲き始めて、また寒さが戻ってきました。関東から北では雪だとか・・・。”花冷え”です。美しい言葉です。この言葉には暖かさへの期待を裏切られたという感情を伴う反面、桜の花の頃の変わりやすい気候という自然の摂理を、雅語で表現することによって理解しようという心情も含まれています。日本人が抱く微妙な感情を表現する美しくも便利な言葉です。 ところで、KY語、KY式日本語ってご存知ですか?空気読めないの略が”KY”。これに倣った言葉が氾濫しています。次の言葉は何の略かお分かりになりますか? AM、3M、HK、FK、JK,CB、CB、IW、MK5。 僕は全く、分かりませんでした。スポーツアナの僕にとって、JKはラグビー日本代表のジョン・カーワン監督だし、FKはフリーキック以外何物でもないわけですが・・・。 正解はAM=後でまた、3M=マジ(M)でモウ(M)ムリ(M)、HK=話変わるけど、FK=ファンデーション濃いね、JK=女子高生、CB=超微妙、IW=意味わかんない、MK5=マジでキレる5秒前、なんだそうです。 そもそも言葉というものはその時代時代によって変化してゆくものです。しかし、これらのKY式日本語が、後年まで生き延びているかどうかは疑問です。言葉ではなく記号だからです。”花冷え”という言葉が単にその時期の気候だけではなく、その中に身を置く日本人の心情までも表現しているという点において、全く異質な言葉であるように思えるのは僕だけでしょうか? そんなふうに考えると、”桜前線”なる造語、とても素敵な響きであり、桜の開花を待ちわびる日本人の心をくすぐる絶妙な言葉ですよね。 明日は、スカイマークスタジアムでのお仕事です。スタジアム周辺の桜、そろそろ咲き始めました。 「 ![]() スポンサーサイト
|
2008-03-29 Sat 22:42
「放送席、○○さん!先ほどホームランを打った××選手の話です」なんて、ベンチサイドリポート、野球中継でよくありますよね。今日の僕の仕事は、千葉ロッテ対オリックスのベンチリポートでした。
これがリポートを送る現場です。普段あまり見られない舞台裏です。千葉マリンスタジアムの1塁側のベンチ裏です。一番奥に見える扉の向こうがグラウンドです。手前のモニターを見ながら、リポートを適時入れてゆきます。 ![]() この通路、日が当たらないうえに冷たい風が吹き抜け、寒いのなんのって・・。この季節は辛いです。球場によって、ベンチリポーターの陣取る場所に違いはありますが、まあ、どこの球場でも環境は余り変わりません。どちらかというと殺風景な舞台裏ですね。今日は僕の出演するJ-SPORTSのほかBS12で放送があったのですが、クライマックスシリーズや日本シリーズなどのビッグゲームになりますと、この通路には溢れんばかりのリポーターがひしめきます。 TV局、ラジオ局のアナウンサー4~5人が一斉に、「放送席!」って喋りだす瞬間などは、どこか滑稽で可笑しく思えます。お仕事なんですけどね・・・。お見せしたいくらいです。 今日は、オリックスが勝てば僕がヒーローインタビューを担当する予定だったのですが・・・。残念ながら出番はありませんでした。 明日は「放送席、大前さん!」って呼ばれる立場に変わります。千葉マリンの実況席に座ります。 「 ![]() |
2008-03-28 Fri 23:35
今日は千葉マリンでのマリーンズの地元開幕戦でした。午後3時頃から雷を伴った激しい雨が降って、試合開催も危ぶまれましたが、試合開始前には雨脚も弱まってホッとひと安心。無事、千葉開幕戦は行われました。
![]() そう言えば、今日からセ・リーグも公式戦が開幕しましたね。僕みたいにパ・リーグを中心に追いかけていますと、「へぇ、そうなんだ」って感じで余り実感は湧きません。僕にとってのプロ野球は先週に開幕しているものですから・・・。しかし、セの球団を贔屓にしていらっしゃるファンにとっては、実は今日が、とても重要なんですものね・・・。 実は、今日千葉マリンに行く前に東京ドームに寄ってきました。4月19日、20日にオリックスが東京ドームで主催試合を行うための、打ち合わせでした。ドーム周辺はなにやら、いつもと違う”層”の人たちで溢れていました。野球ファンでもなさそうな、場外馬券場に集う人達ともちと違う。どこか、FANKY?な雰囲気。この表現が適切か否かは分かりませんが・・。 ”X JAPAN"のライブが東京ドームで今日から3日間で開催されるそうです。お昼前なのに凄い人。ドーム内のセットも見ましたが、「凄いんだろうな・・。今夜」って感じで。できることなら、ちょっと見たかったかも・・・。音楽エッセイ第4弾が書けたのに。 千葉での実況を終え、品川の宿に入って徒然歳時記を書いてます。今日の千葉は2万8千人の大勢のファンで埋まりました。マリーンズが勝ちました。2階席の庇に付けられた長さ295メートルのリボンビジョンは良かったですね。また千葉マリンの名物ができました。 明日も千葉でのお仕事です。ベンチリポートです。 「 ![]() |
2008-03-28 Fri 00:58
いやぁ。岩隈の前に沈黙です。わずか2安打ではどうしようもありませんね。うーん、今のオリックス打線は重症かも。ピッチャーは頑張っているのに・・・。
今日は、僕にとってのプロ野球実況の開幕戦。オリックス対楽天戦です。スカイマークスタジアムでの実況はずいぶん久しぶりかも。お相手(解説)は、昔からよく知る野田浩司さん。元の阪神、オリックスのエースです。 僕は仕事柄、いろいろなプロ野球OBの方々とお仕事させて頂いていますが、今日の野田さんの解説はとても好きなんです。とても適確に、筋道のたったお話は、まさに解説なんですね。野田さんの現役時代には、幾度となく取材をさせて頂いていて、さまざまなお話を訊いていますから、実況を担当する僕にとっても、とても喋りやすいお相手なんです。 今日も、オリックス・金子、楽天・岩隈の投げ合いに、野田さんの解説は上手くはまっていて、勉強になりました。ピッチャー心理や配球について・・・。 さて、明日は、千葉マリンスタジアムから、ロッテ対オリックス戦の実況担当です。J-SPORTSでご覧くださいね。明日、放送席でご一緒いただくのは、PL学園からジャイアンツ、ホークスで活躍された橋本清さんです。橋本さんの解説も、好きですね。明日は千葉から関西人コンビによる中継です。 それにしても、そろそろ打たないと・・・。BigBoys・・・。チーム打率1割台。う~ん。 「 ![]() |
2008-03-27 Thu 00:42
♪ミナミに向いてる窓を開け~♪そんな古い歌(さてこの曲の題名は?答えは下!)を思わず口ずさんでしまうような、そんな風景ですよね。アレ?今日のブログタイトルの曲と違ってるじゃないですか・・・。そんなことはともかく、窓を開ければ、そこはエメラルドブルーの海!
![]() この窓から少し離れてみましょうか・・・。 ![]() そうです。この風景、壁に貼られたポスターなのです。京セラドーム大阪のとある一室の壁です。さて、何処の、何の部屋でしょう?お分かりになりませんよね。実はこの部屋、ドームのグラウンドから見るとこんな感じです。 ![]() ホームベースのほぼ真後ろ、少しだけ3塁側に寄ったところにある部屋です。アナウンス室と呼ばれる部屋で、ドーム内の場内アナウンスと音楽の一部はこの部屋から発せられているのです。この部屋のグラウンド側の最前列にスタジアムアナウンサーのホリエさんと、音響担当のダテさんが陣取っています。この部屋とドーム6階のビジョンサブ室との連動で、場内の音と映像の演出が行われているのです。間違ったアナウンスや音楽が流れた場合、おおかたの責任はこの部屋にあるといっていいでしょう! 僕のドームでの指定席もここにあって、TVモニターで放送をチェックしながら、原稿書いたり、ビジョン演出のディレクション等をしているのです。そう僕の仕事場なのです。が、なにせ、試合中は灯りも点けられない”あなぐら”のような部屋。とても殺風景なんです。で、♪ミナミに向いてる窓を開け~♪のポスターが、そんな部屋を彩ってくれているわけです。 実は、このポスター、大阪近鉄バファローズ時代の場内アナウンサーのオオノさん(現在はオリックスのファームチーム、サーパスの本拠地である”あじさいスタジアム”の場内アナウンスを担当されています)が何年も前に、「窓のない暗い部屋にせめていい景色のポスターでも・・・」と、女性ならではの心遣いで貼ってくださったモノなんだそうです。 溜息が出るような今日の試合。この窓(?)から外を眺めることで、少しは気が晴れるような・・・。空気を入れ替えて、気持ちを入れ替えて!この窓は閉まることのない窓。誰も閉めようとはしないんです。 そういえば、この窓、南向きではなく、実は西に向いています。まっ、関係ないか・・・。 P.S:冒頭の「ミナミに向いてる窓を開け~」で始まる曲は、1979年に大ヒットとなったジュディオングさんの「魅せられて」。その年のレコード大賞に輝きました。もう30年も前のヒット曲です。またブログタイトルに使った「窓を開ければ~」は、あの淡谷のり子先生の大ヒット曲(だったらしいです。ご本人の歌唱はナツメロ番組で聴いたことはありますが、モノマネ番組でのインパクトの方が強い曲ですよね)で、1937年の「別れのブルース」です。なんと70年も前のヒット曲なんですね。 「 ![]() |
2008-03-26 Wed 01:00
凄かったです。25日の京セラドーム。オリックスの戻り開幕となった京セラドームは、フルハウスの満員札止めでした。せっかくお越しいただいたにも関わらず、ご入場いただけなかったファンの皆様が多数いらっしゃったとか・・・。有り難いことです。
そんなドームから先ほど帰ってきました。試合が終わってから、Yahoo動画用のダイジェスト映像を制作して、携帯サイト向けのコラム「Bsリポート」を書いていると、帰宅は日付が変わってからになってしまいます。 下の写真は、バファローズのラッキーセブン前のスタンド風景です。超満員のスタンドに咲いたジェット風船の花。まるでコンペイトウをちりばめたような美しさでもありました。そんな満員のスタンドの声援に応え、バファローズが見事な逆転勝利。戻り開幕を白星で飾ったのです!ホントに良かったです。 ![]() 今日の試合のヒーローはカブレラ選手。5回に逆転のタイムリーを放ったのです。なんと、開幕から15打席目にしての初安打に、本人もホッとした様子でした。一塁ベース上で、天(ドームですから天井ですが・・・)に向かって、小さく十字を切ったカブレラ選手を僕は見逃しませんでした。あんな大打者でも、1本のヒットを打つのに苦しむんですね。「開幕からこんなに打てないことなんて、今まで経験したことがないよ」と試合後に見せてくれた笑顔が印象的でした。 「オオキニ!」という大阪弁でヒーローインタビューを締めたカブレラ選手。「あの大阪弁、誰に教わったの?」と聞くと、「カスオ、カスオ、ネ!」との返事。「カスオ」、そうライオンズ時代の同僚、松井稼頭央選手(現ロッキーズ)のことです。 オリックスにとっては満員のスタジアムでの気持ちの良い逆転勝利。ほんまに「おおきに」なゲームでした! 「 ![]() |
2008-03-24 Mon 23:41
今日は久しぶりにスカイマークスタジアム行って来ました。この木曜日の試合の中継の準備です。スタジアムと中継局であるJスポーツとを結ぶ光回線のチェックも終えて、神戸のボールパークもあとは開幕を待つだけとなりました。
写真でお見せできないのが残念ですが、そりゃまあ、ふかふかの天然芝の美しいこと。あさっての神戸開幕に向けて、見事なまでに整備されたグラウンドは、ただそれを眺めているだけでも心が躍ります。思い浮かべてみてください!青空に舞い上がる白球、バットがボールを弾く乾いた音、そして青々とした芝生。まさにボールパーク、野球場です。そんな環境に身を置いて、バファローズ携帯サイトの「Bsリポート」の原稿を書いていたのですが、気分ウキウキで筆も進みました。 何度も僕はこの徒然歳時記で、神戸のボールパークの素晴らしさをお伝えしておりますが、拙い文章での伝達力には限界があります。ぜひ、一度、スカイマークスタジアムにいらしてみてください。その絵に描いたような野球場に必ずや、きっと感動されるはずです。 既に開幕して毎日熱戦続きのパ・リーグ。バファローズは明日からホームにイーグルスを迎えての3連戦、業界用語で言うところの”戻り開幕”です。是非、お近くの方は京セラドーム大阪にお越しくださいね!オリックス球団になり代わりましてお願い申し上げる次第です・・・。遠方の方は、どうぞ、Yahoo動画もしくはCSテレビのJ-SPORTSでお楽しみくださいね。 つい今しがた、福岡のゲームが終わりました。延長12回の末、ホークスがサヨナラ勝ちを収めたそうです。開幕から4連勝、うち3試合がサヨナラ勝ちでホークスにとっては最高のスタートダッシュが切れましたね。関東地区ではマリーンズを担当する僕としては、ロッテサイドに肩入れをしていたのですが残念です。延長10回に、早川、オーティズの元オリックスコンビで勝ち越したときは、とても気分が良かったのですが・・・。 いずれにしても、今年のパ・リーグは毎日が熱戦、接戦の連続で面白いシーズンになりそうですね。どうしても、この徒然歳時記、この季節は野球、特にパ・リーグの話題が多くなりますが、どうかお付き合いくださいね。 「 ![]() |
2008-03-23 Sun 23:57
午前様です。正確には24日月曜の午前1時半ですが、便宜上日曜日の日付で書いています。京セラドームでの映像確認をついさっきまでしていました。ホント、ドーム内にいると時間の感覚がなくなります。
取りあえずは明後日のバファローズの地元開幕に向けての準備は、ほぼ終わったことになります。新しいビジョンに新しいソフト。少し不安ではありますが、あとはもう当たって砕けろ!です。西武ドームの新ビジョンでも、開幕ではハード、ソフト両面でのマイナートラブルが見られたそうで、そこは他山の石とやらで気を引き締めないといけません。 ところで、オリックス・バファローズは敵地で勝ち越しての地元凱旋ということになりますね。ピッチャーの踏ん張りでもぎ取った勝ち越しです。ホームでは看板打線の爆発がみたいものです。 あと、札幌ではマリーンズが勝ち越しました。初戦はダルビッシュと渡り合った小林宏之がアクシデントでマウンドを降りて敗れはしましたが、あとの2試合は成瀬、俊介でしっかり星を獲るあたりは、さすがですね。今年もマリンスタジアムでの実況を担当しますので、このチームの動向も気になるところです。今年もマリーンズは強そうですね。 緊張の開幕シリーズが終わったパ・リーグ。あさってからは対戦カードがあらたまっての3連戦です。 昨日はお気楽グルメ?リポートでしたが、いよいよお仕事モードが全開状態になってきましたよ!明日は、スカイマークスタジアムでの公式戦にむけての映像チェックです。いろいろバタバタしてきましたよ・・・・。決して”鳥の食べすぎ”の影響ではありません。あしからず・・・。 「 ![]() |
2008-03-22 Sat 22:12
「どうしても○○が食べたい!」と思うことってありますよね。今日の場合の○○ は名古屋名物「風来坊」の鶏の唐揚げ。これって関西にないんです。「しょうがない、名古屋まで買いに行こう !」気が付けば、新幹線に飛び乗っていました。グルメでもなんでもない僕ですが、今日ばかりは名古屋名物「風来坊」の鶏の唐揚げが食べたかったのですから仕方ありません。
新大阪から「のぞみ」で45分。到着です。瑞穂でのラグビー中継のために訪れたのが去年11月。それ以来の名古屋です。新幹線出口から桜通り出口方面へ、そのあと地下へ潜って名鉄百貨店のお惣菜売り場へ脇目もふらずに一直線!「元祖手羽先唐揚」の看板が目に飛び込んできました!行列のできた売り場で待つこと10分。目的の品をたっぷり買い込んでいざ帰路へ! ![]() 「そうだ、せっかくの名古屋。名鉄百貨店には“赤福”の売り場があったはずだ!」と思い、赤福のコーナーに来ると、切ないお知らせ・・・。「あのう、本当にもう売り切れなんですか?」本当も嘘もないのは分かっているのですが、思わず口をついた言葉。「JRのコンコースのキヨスクには、午後の入荷がありますのでそちらへ行かれては・・」と店員さんが教えてくれました。 ![]() 名古屋駅の人混みを掻き分けるように、いざ向かったキヨスク。ところが、ここにも悲しくも寂しいお知らせです。「入荷待ち」って・・・。しかしながら、名古屋まで遠征した戦利品、本来の目的であった品物は既に僕の手中にあるのです。「赤福餅はあきらめよう!」意を決して飛び乗った「のぞみ」。列車は濃尾平野を突っ切って走りました。名古屋滞在時間、僅かに35分。目的を果たせた心地よい達成感は眠気を誘います。新大阪までひと眠りです。 ![]() 目が覚めて新大阪駅のエスカレータを降りたところ、目の前のキヨスクに積まれた、見覚えのあるそのパッケージは・・・。 ![]() 伊勢の名物はなんと新大阪で売られていたのです。なんか拍子抜けではあるものの、得した気分です。この売り場でも、赤福餅を買い求める人が長蛇の列をなしていて、すぐに売り切れたのではないでしょうか・・・。 「風来坊」の鶏の唐揚と赤福餅を求めさすらったグルメ旅。今夜の夕食とおやつは、随分高くつきました。 「 ![]() |
2008-03-21 Fri 23:55
今朝の関西版日刊スポーツの一面を見て驚きました!なんと、金子投手が一面を飾っています。
![]() 本来、ジャーナリスティックな観点からすると、至極当然の記事レイアウトということになるのでしょうが、関西マスコミの普段の姿勢を知る人間にとってはまさにサプライズ。日刊スポーツの勇気には大いに拍手を送りたいと思います!この新聞はBsファンにとっては永久保存版かも・・・・。 ご承知の通り、関西には阪神タイガースという超人気球団が存在するため、同じエリアを本拠とする球団はとても辛い立場に追いやられます。かつて、阪急、近鉄、南海と関西には多くの球団が存在していたのですが、今となってはオリックス・バファローズだけ。それでも、タイガースの人気面での”ひとり勝ち”状態は続いています。 朝、ラジオのスイッチを入れると、好むと好まざるに関係なく、”六甲颪”のメロディーを聞かされ、午前中のTVでもお笑い系のタレントが前日のタイガースの戦いぶりを口々に話題にします。勿論、関西のスポーツ新聞は例外なくタイガースの記事で占められるのです。そんな環境に慣らされている僕ですから、今日のこの一面の扱いに、おおいに驚かされたのです。 実際、他のスポニチ、サンスポ、デイリーは前日のタイガースのオープン戦の勝利を褒め称え、”新井、古巣相手に2発!”や”金本158日ぶりの定位置”の文字が躍っておりました!そういえば、僕がまだ学生だった1981年、日本ハムがパ・リーグを制したのですが、優勝翌日の関西版スポーツ紙の一面は”岡田、特打ち!”でした。ハムファンの友人が嘆いていたものです・・・。 そんなわけで、関西のバファローズファンは今日の記事の扱いで、ちょっぴり溜飲が下がったのではないでしょうか? こうやって、パ・リーグが一週間先に開幕するのっていいですね。セ・リーグの人気チームがいくらメジャー球団と試合をしても、所詮はエキシビジョンゲーム。真剣勝負の面白さに勝てる筈はないですからね。明日は開幕第2戦。いずれの球場も、またまた熱い戦いとなりそうです。 そういえば、選抜高校野球も明日開幕ですね。本格的な球春の到来です。 「 ![]() |
2008-03-20 Thu 23:32
TV越しに観ていた開幕戦。所沢、福岡、札幌の各スタジアムを繋ぐ自主的な3元中継。つまりはザッピングしながらの観戦でしたが、どこも素晴らしいゲームでしたね。3試合とも1点差試合ですもの。息詰まる投手戦とサヨナラ劇。初戦から凄い試合でした。やはり、真剣勝負は違います。緊張感が・・・。こんな調子で観ていたら、僕らも体がもちません・・・。
さて、僕が今日一番注目していたのはやはり、オリックスの金子投手。あの優しげな顔、あの華奢な体で何故、あのようなピッチングができるのか、いつも近くで取材させてもらっていながらわかりません。性格もホント見たまんまのホンワカ系で、僕らの取材や少し無茶気味の要求にもしっかり応じてくれるのです。キャンプ中は「僕は先発にはこだわりませんよ。中継ぎも楽しいですから」と涼しい顔して話していたのに・・・。なんと言っても開幕投手ですからね。凄い!もし中6日で次のマウンドに上がるのなら、僕が喋る楽天戦。楽しみです。 そう言えば、西武ドームの大型ビジョンが新しくなってますね。超横長のハイビジョンで、どんな映像演出がなされたのか興味津々です。ジョニー(詳細は徒然歳時記scene86参照)がビデオで録ってくれているはずです。あと、千葉マリンスタジアムには、2階席部分の壁面に細長いリボンビジョンが新設されました。全長が200メートルを超えるこの細長ビジョンでどんな映像が流れるのか、こちらもチェックしなければなりません。明日は京セラドーム大阪での新しいビジョンの演出映像のチェックです。 京セラドームのビジョンもいいですよ。ホントに・・・。 いよいよ幕が開いたパ・リーグペナントレース。ファンの皆さんにとっては、ご贔屓チームの動向に一喜一憂する半年の始まりですね。どうか、体調を崩さず、選手といっしょに戦ってくださいね。僕はそんなファンの皆さんとチーム・選手の距離を、音声と文字の言葉によって、少しでも縮めて、繋いでゆきたいと思っています。さぁ、皆で頑張りましょう! 「 ![]() |
2008-03-19 Wed 23:45
雨です。しかもしっかりと降ってます。僕はというと、ほぼ一日中、事務所のデスクで某熱処理会社のパンフレットや会社案内ウェブサイトと睨めっこしていました。企業紹介プロモ映像の構成を考えていたのです。そう、今日はライターのお仕事です。クライアントからは「企業案内っぽくない内容で、テレビのドキュメンタリー風に仕上げて欲しい」とのリクエスト。無理です!そうは言ってもそこはお仕事です。頑張りました。先ほどようやくラフ案が出来上がりました。今の僕は熱処理技術、工業炉についてはちと、詳しいですよ。
そんな僕のところに一件の電話。チームに同行し、立川にいるオリックス球団のジョニー武藤君からです。こんな名前ですが、胡散臭い代理人でも、インチキなミュージシャンでも、はたまた怪しいマジシャンでもありません。れっきとしたオリックスの若手球団職員です。その名のとおり(?)アメリカ帰りの彼は昨年までチームの通訳の仕事をしていたのですが、今は僕と一緒に球団の映像関係の仕事をしています。かつて彼は、ヒューストンアストロズの場内映像に関わっていたそうです。純粋な日本人で東京都江東区の出身です。 さて、その電話。「こんな遅い時間(午後11時前)にすみません。(いつものことやろ!)さっき金子投手のインタビュー映像を球団携帯サイトにアップしておきました!開幕直前独占インタビューです」との報告。金子投手といえば明日の開幕戦の先発ピッチャーです。栄えある開幕投手ですよ。「しかし、よくインタビューできたね。普通、開幕前夜の先発投手に話は聞かれへんやろ・・・」と思わず突っ込んでしまいました。「金子がホテルで暇そうにしてたから・・・。よく喋ってくれましたよ!」とジョニー。さすがはアメリカ人の心を持つ25歳。大胆です。そんなジョニーのインタビューに素直に答える金子千尋24歳。大物です。「ジョニーのその行動力には敬服するが、その無神経さにも・・・・」「だって、コリンズ監督が、金子に話聞いて来い!」って言うんですもの。恐るべしアメリカン!58歳。監督です。 というわけで、オリックス・バファローズの携帯サイトも覗いてくださいね。 プロ野球パシフィックリーグが明日開幕します。そう言えば、開幕戦を野球場で迎えないのは何年ぶりだろう・・・。2005年は千葉で新生楽天の歴史的な初勝利に立会い、2006年、2007年は福岡で緊張の開幕戦を喋ったものです。今年、開幕のマイクは僕のところには巡ってきませんでしたが、1週遅れの27日、神戸でのオリックス対楽天戦で僕の2008年プロ野球シーズンが開幕します。 そう、明日。いよいよです! 「 ![]() |
2008-03-18 Tue 23:30
久しぶりにゴルフで楽しみました。2ヶ月ぶりです。僕のゴルフ好きは「徒然歳時記scene17:日中ゴルフ対決」をお読みいただければお分かり頂けるはずです。
今日のラウンドでは山下和宏プロに3ホールお付き合いを頂いたのですが、間近で見るツアープロの弾道とその集中力には驚かされました。同じパーティーだった某公共放送報道部員、某制作会社技術部員のご両人は、ここぞとばかりにミニレッスンを受けていました。ちなみに、この山下和宏プロ、春からのトーナメントにも出場が決まっているそうです。頑張ってほしいものです。 さて、昨日、この徒然歳時記でご紹介した京セラドーム大阪横の新駅建設現場のフェンス。そう、オリックスの清原選手、ラロッカで選手らがプリントされた阪神電車の工事フェンスです。その囲いに写真をプリントした業者さん、僕の知り合いでした。 午前10時29分。僕のセカンドショットが176ヤード先のグリーンを捉えた直後でした。(赤文字部分はフィクション、もしくは僕の妄想とお考えください!)携帯電話にこんなメールが入りました。本人の意図とオリジナリティーを尊重し原文のまま記します。「私の作品をブログにあげてもらって感激 ![]() ![]() ![]() ![]() あの工事用のフェンスは、知り合いの仕業だったのです。確かにあれはひと目を引きますね。Good Job! 世の中は狭いものです。そしてフェアウェイも・・・。No Good Shot・・・。今日の実感でした。 「 ![]() |
2008-03-17 Mon 23:56
今日の関西はポカポカ陽気、初夏の匂いさえ感じられる一日でした。今日乗ったタクシーの運転手さんがおっしゃってました。「もう桜咲いてるの見たよ。そりゃ、咲くよね。この暖かさやからね」って。今日は彼岸の入りです。
さて、京セラドーム大阪の最寄駅は大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線の「ドーム前千代崎」なのですが、来年は、阪神電車なんば線の開通に伴い新駅「ドーム前」駅が完成し、京セラドーム大阪への利便性はさらに高まるということ。こちらはその建設現場に設置されたフェンスです。 ![]() 何故かラロッカ選手が「直通!」と言えば、番長こと清原選手が「めちゃめちゃ近なるでぇ」と関西弁でアピールするという図。いかにも関西チックな吹き出しに、思わずこちらが吹き出してしまいそうです。阪神電車の工事現場のフェンスにオリックスの選手が登場するこのコラボ、なかなかイケてませんか・・・・? さて、今日は彼岸の入りと冒頭で書きました。彼岸(ひがん)とは、煩悩を脱した悟りの境地のことで、煩悩や迷いに満ちたこの世をこちら側の岸「此岸」(しがん)と言うのに対して、向う側の岸「彼岸」というのだそうです。日々悩み、目先の仕事に追われる僕は、まだまだ”彼の岸”に縁はないようです。もちろん”向こう側”に渡る気など毛の先ほども持たないのですが・・・。”こちら側”の現世で迷いながらも、迷う自分に楽しみながら生きていたいものです。 仏教で西方の遙か彼方にあると考えられていた極楽浄土。春分は太陽が真東から昇り、真西に沈むので、西方に沈む太陽を礼拝し、遙か彼方の極楽浄土に思いをはせたのが彼岸の始まりだとか・・・。一方、天文学では彼岸の中日にあたる春分の日を「太陽が春分点(天球上の赤道を太陽が南から北へ横切る瞬間の交点)にくる時」と定義します。そこには悟りも煩悩もありません。ただ、宗教と科学の双方が、このお彼岸を特別な時として捉えている点は面白いですね。 いずれにしも本格的な春の訪れです。 「 ![]() |
2008-03-16 Sun 23:23
本屋で見つけたこの一冊。タイトルに惹かれて買いました。中身も吟味せずに・・・。僕の大好きな阪急電車がその表紙を飾っていたからです。
![]() 買ってから気が付きました。短編小説でした。しかも普段は絶対に読まないような内容の。阪急電車の宝塚と西宮を結ぶ今津線の駅名をタイトルにした短編小説集です。宝塚から始まって西宮北口までの8つの駅がお話の題名になっていて、しかも往路復路の一駅につき二話の面白い構成です。とりあえず、表紙とタイトルが気に入ったので本棚に飾っておきます。 小学生時代の塾通いに始まって中学、高校、大学とずっと乗り続けた阪急電車。この電車の中で諳んじた百人一首や英単語は今でも覚えているのですから・・・。僕が阪急電車について、書いて語れば話は尽きないでしょう。 ついでに鉄道のお話。東京ー大阪を結ぶ寝台急行「銀河」が姿を消しました。多くのファンがその最後の運転をプラットホームで見送ったとか。最終運行の切符は30秒でソールドアウトだったそうです。姿を消すとなると、急にみんなが振り向くようになる。よくあることですね。普段誰も見向きもしないからなくなるのに・・・。 日本経済の高度成長とともに日本全国を駆け抜けた寝台列車「ブルートレイン」が見られなくなるのです。かくいう僕も、利用していなかったわけですからエラそうなことは言えません。美しいヘッドマークを冠した電気機関車に牽引されていたスマートな寝台列車引退のニュースは寂しい限りです。 ラグビーの日本選手権では三洋電機がサントリーを破って日本一に輝きました。涙を浮かべてインタビューを受ける宮本勝文監督の表情が印象的でした。以前は、ラグビー中継でよく僕とコンビを組んでくださった宮本さんが率いたチームの優勝です。僕も嬉しくないはずがありません。おめでとうございました、そしてお疲れ様でした。ラグビーの国内シーズンはこれで一段落です。 そして、今週20日にはプロ野球のパシフィックリーグが開幕します。楽しみですね。今年のパ・リーグは本命不在の混戦模様、最後まで目が離せないシーズンになるのではないでしょうか? 冒頭の「阪急電車」、どんな小説か、ちょっとページを捲ってみようかな・・・。今津線を題材にするのなら、阪神国道、今津といった、渋い駅にも触れて欲しかったなぁ。 「 ![]() |
2008-03-15 Sat 22:30
暖かさに備えて薄着で乗り込んだ東京。今日もアウェイです。大手町の最高気温が19℃を超え、4月下旬から5月上旬並の気温だったそうです。つまりはゴールデンウィーク頃の陽気ですよ。桜の季節を一気に飛び越して、ツツジ咲く頃の陽射しに驚いています。大阪で大雪が降ったのがひと月前なのですから・・・。
英国とニュージーランドのWEBサイトを覗いて、今夜実況を担当する海外ラグビーの情報を集めていたら、ホテルのTVから流れる「家族で選ぶニッポンの歌」。仕事が捗りません。ここはTVの視聴に専念しようと、意を決しました。NHKのお金のかかった歌番組です。僕が子供の頃、両親が楽しみにしていた「ナツメロ番組」。その手の番組の良さが当時は分からなかったものですが、今は自分が「懐かしの歌」を聴いて感動しているのですから、時の流れとはこんなものなんですね。。 「木綿のハンカチーフ」、「思秋期」、「いい日旅立ち」など今でも鍵盤やギターのコード進行をそらで抑えられそうで・・・。時がたてば、EXILEやコブクロもきっと「心に残る平成の歌」かなんかのタイトルで、今は若手のプロデューサーが番組作るんだろな、20年後くらいに。その頃僕は、67歳。生きていればの話ですが・・・。 さて、番組は今、谷村新司さんが名曲「昴」を朗々と歌い上げて終了しました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 上の・・・・・・・は時間の経過を示しています。今、午後の9時20分。今からJ-SPORTSのスタジオに向かいます。汐留の宿からゆりかもめで20分です。東京ナイトクリージングでも楽しみましょうか。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ またまた時間が経ちました。午後10時過ぎのゆりかもめは普段の混雑はなく、先頭車両は僕を含めて2人だけ。東京ベイエリアの夜景をぼんやり眺めながらの20分は快適でした。海側から見る東京タワーにレインボーブリッジ、お台場とプチ東京観光が楽しめます。夜のゆりかもめはお奨めです。数百円で楽しめる東京夜景です。 なんだか呑気なこと書いてますが、実はこのあとはお仕事が控えています。今日は夜勤です。本番前の東京ナイト。結構いい気分です。 「 ![]() |
2008-03-13 Thu 23:59
名神高速の西の起点である西宮インターを過ぎてすぐ、そのハイウェイは大きく右にカーブ取るのですが、その左手に今建設中の巨大な建物の骨組みが見えてきます。「阪急西宮ガーデン」と呼ばれる巨大な施設です。
”アンダーコンストラクション”の現段階では、その施設がどのような偉容を秋の竣工時に見せてくれるかは知る由もないのですが、それがとてつもなく大きな建物であることは、時速120キロでそのカーブを通過する車からでも察しはつくものです。制限速度?それは言いっこなしです。 その施設、阪急百貨店、スーパー、シネマコンプレックスなどが入る予定の日本最大級の商業施設なんだそうです。そりゃ、そうでしょ、野球場の跡地に建てられるのですから・・・。かつて、西宮球場があった場所です。 今夜、阪神高速道路神戸線を東に向かい、西宮を過ぎると正面に甲子園球場のカクテル光線が目に飛び込んできました。改装工事のための照明でしょう。かつてはそこから少し、目を北の方角に移せば、もうひとつの光の塊が確認できたものです。西宮球場のナイター照明です。高架道路から見えるふたつの野球場の光に心躍ったものです。高速道路のナトリウム灯のオレンジ色の両サイドに見える野球場が発する光の束、キレイでしたよ。 野球場に替わってできる「阪急西宮ガーデン」。完成すれば、野球場の照明塔とはまた違った灯りが、時速130キロで通り過ぎる車から見えるのでしょう・・・。10キロ増えてるって?それも言いっこなしです。 かつてそこに存在した球場の傍を通り過ぎたとき、ふと少し昔の風景を思い出しました。 「 ![]() |
2008-03-11 Tue 23:56
今日の東京はポカポカ陽気、4月中旬並みの気温だったとか。三寒四温なんて言葉がよく聞かれる昨今ですが、実はこれは冬の季語。中国北部や朝鮮半島で冬季に見られる現象なんだそうで、三日ほど寒い日が続いたあとに四日ほど暖かい日が続き、これを交互に繰り返す現象をさすわけで、今この時期にぴったりの言葉なんですがね・・・。
さて、少し動けば汗ばむほどの陽気なのに、今日はスタジオに籠もってのお仕事でした。窓がないスタジオでのMA実況です。下の写真は、出演者控え室、いわゆる楽屋です。その扉に貼られた出演者名が入った一枚の紙!思わず撮ってしまいました。 ![]() 上に書かれた大前一樹ってのが僕。今日の実況担当者です。その横の小林さんと藤島さんのおふたりが解説者です。お二人とも、ジャーナリストでラグビーに関する記事を雑誌などに寄稿されています。小林さんはラグビーのことなら、なぜか何でも知っているラグビー博士。藤島さんは、ラグビー経験のある文学青年って感じです。おふたりとも日本のラグビージャーナリズムには欠かせない存在です。放送のお仕事をしながら、おふたりのお話が聞けるのは僕にとって大きな楽しみです。 国内ラグビーシーズンは16日の日本選手権の決勝で、一段落を見るのですが海外ラグビーはまだまだ続きます。そもそも南半球はこれからが秋冬シーズンですものね・・・・。野球と並行してまだまだラグビーは続きます。 ここで、ご報告!以前からこの徒然歳時記で予告させていただいていた、Yahoo動画での「オリックス・バファローズキャンプダイジェスト RARTⅡ」がすでに配信開始になっています。パ・リーグの他球団のものも同時に視聴可能です。ぜひ、お楽しみください。PARTⅡもいい感じに仕上がっていると思います!(←またまた自画自賛モード) 明日も春の暖かさだとか。一足飛びに陽春です。しかし、最近の黄砂、なんとかならないのでしょうか?ある意味花粉より性質悪いですよね。僕の車のボディーは黄砂模様です。ちなみに、この「黄砂」、春の季語なんだそうですが、こんな風物詩はいらないです。 「 ![]() |
2008-03-10 Mon 23:53
明日の海外ラグビーのお勉強で一日が終わりました。スーパー14というニュージーランド、オーストラリア、南アフリカという南半球三ヶ国の14のクラブチームが国境を越えて戦うリーグがあるのですが、その実況中継です。世界的な強豪国のクラブチームだけに、とてもレベルの高い、観ていて面白いラグビーです。
野球からラグビーに頭を切り換えるのが大変です。僕の知る先輩アナウンサーでこんな方がいらっしゃいます。サッカー中継を担当して、さほど間隔を空けずに高校野球の実況をした時に、「敗れた○○高校のメンバーに大きな拍手が贈られています!胸を張れ、○○高校イレブン!」と叫んでしまったのです。競技が変わってますよね。つい、思わず口を滑らせてしまうこと、あるんです。頭の切り換えは大切です。 僕たちのような仕事ですと、失敗の例は数知れず。様々な失敗があります。笑えるものからシャレにもならないものまで。生放送は取り返しがつきませんからね。まあ、数ある失敗についてはいずれ、機会をあらためて・・・。 明日は、MAスタジオにこもりきりです。 「 ![]() |
2008-03-09 Sun 23:26
久々の野球実況でした。去年の12月1日の、日本代表対フィリピン代表戦以来です。僕にとっての今季初登板です。何か、久々のプロ野球のペースに少し戸惑いを感じながらの実況でした。「何年やってるねん!」って言われそうですが・・・。
今日は、中沢伸二さんと山崎慎太郎さんのお二人の解説者とご一緒させていただいた中継でしたが、とても楽しくお仕事できました。「大前さんとの放送は緊張感ないのよ」ってよくOBの方に言われます。本西さん、野田さんもそうおっしゃいます。何でやろ?でも今日は中沢さんがノリノリでお喋りしてくださって僕も楽しかったです。 京セラドーム大阪のテレビ放送席はかなり上にあります。こんな感じです。試合前の放送席です。仕事場って雰囲気でしょ。 ![]() この放送席、ドームの6階にあるのですが、ここまで通じているエレベータが一基。これがまた遅い。タイミングが悪ければ、次ぎまで待つこと数分。下手すれば、山手線や地下鉄御堂筋線の運転間隔よりも長いかも・・・。不便です。 試合前、横浜ベイスターズの斎藤明夫チーフ投手コーチを訪ねました。斎藤さんとは以前、関東地区での野球中継でよくご一緒させていただきました。野球のことをアレコレ教えてくださる先生のおひとりです。そう言えば、数年前、東京ビッグサイトのトークショーイベントで、ギャオス内藤さんと3人でお喋りしましたね。「宜野湾キャンプに挨拶に行けませんでした」とご無沙汰を詫びると、「いいよ、忙しかったんだろ?大前ちゃんのラグビー中継いつも観てたよ」って言ってくださいました。斎藤さん、ラグビー好きだったんだ・・・。新発見でした。 さて、しばらく続いたオープン戦のお仕事は一段落、あとは開幕を待つだけです。僕の次の野球中継は、3月27日、スカイマークスタジアムでのオリックス対楽天戦です。しばらく間隔が空きますね。しっかり、データ収集と取材をして良い放送ができるよう頑張ります。 そして、今週は海外ラグビー4試合の実況が待ってます。さすがに、この時期です。斎藤さんも、ご覧になれないだろうな、海外ラグビー。さて、明日はラグビーの資料集め、いわゆるお勉強です。 「 ![]() |
2008-03-07 Fri 23:58
いやぁ、左手だけで打ったホームラン、お見事でした。カブレラ選手が放った今日のホームランです。ライオンズの若きエース涌井投手が投じたアウトコースのスライダーを、やや体勢を崩されながら、左中間最深部に運ぶのですから驚きです。古巣のエースから打ったホームランですから、カブレラ選手も満足でしょう。凄っ!カブレラって・・・。
というわけで、今日も野球ネタで始まりました徒然歳時記です。まあ、9日の日曜までは野球ベッタリですから仕方ないですね。 さて、先ほどまでは明後日のオリックス対横浜戦の実況に備え、いろいろと資料の準備をしておりました。ベイスターズといえば、セ・リーグのしかも関東の球団ですから、正直、あまり馴染みがないのは事実です。数年前までは、J-SPORTSでヤクルト戦の実況をさせていただいていたので、横浜も含めて、よくセ・リーグの試合をみたものですが、最近はちょっとご無沙汰です。関西にいながら、タイガース絡みのお仕事をほとんどしていない僕って、珍しいかも・・・。 横浜には以前放送で一緒にお仕事をさせていただいた斉藤明夫投手チーフコーチと波留敏夫打撃コーチがいらっしゃるので、投打の取材はしっかりできそうです。おふたりとも関西人です。少し安心です。そして、昨年までオリックスで頑張っていた大西宏明選手がいるではありませんか!ベイのユニフォーム姿、ちょっと楽しみでもあります。 今季、僕のプロ野球実況初登板は明後日のオリックス対横浜戦です。肩の力抜いて頑張ります。Yahoo動画で是非ご覧になって下さいね。 明日も京セラドームでオリックス対東京ヤクルトのオープン戦です。オリックスは中山投手が先発かな?注目のサウスポーです。この前、近くの交差点で見かけた中山投手らしき姿。本人に確認したら、やっぱご近所さんでした! 「 ![]() |
2008-03-06 Thu 23:01
昨日に続いて今日もスカイマークスタジアムでのお仕事でした。チーム本体は姫路でのオープン戦だったのですが、出場予定のない選手達はスカイマークに居残っての練習に励んでいました。
今日は、バファローズの携帯サイトに掲載する記事の取材などで、カブレラ選手、村松選手、菊地原投手、高木投手、中山投手、近藤投手の6人にインタビューさせていただきました。みんな、気合いの入ったいい顔していましたよ。頑張って欲しいですね。詳細はオリックス・バファローズ公式携帯サイトの「Bsリポート」に順次掲載予定です。よかったらチェックして下さいね! カブレラ選手のこと。今年はスリムです。普段より10キロほど体重を絞ってきたそうです。初めての関西での生活や新しいチームにもすっかり馴染んでいる様子で、やってくれそうな予感が・・・。55本のホームランを放った2002年シーズンの感じに似ているそうです。楽しみですね。インタビュー中、カメラにポーズをとってくれたり、面白がって”Oh! My”、「オーマイ」って僕の顔見て叫んでました。バファローズのユニフォーム姿もずいぶんと板についてきましたよ! 村松選手の取材。今シーズンにかける意気込みや今の調子などを訊かせていただいたほか、オリンピックイヤーにちなんで、4年前に村松選手が出場したアテネオリンピックでのお話などで盛り上がりました。そういえば、4年前、アテネのお土産を村松選手からいただきましたね。今日も、最後まで練習していた村松選手、キャンプ中も居残りでマシンに向かって黙々と打ち込んでいる姿が印象的でした。ベテランのそんな姿を見て、若手選手が刺激を受けないはずはないですよね。これ以上のお手本はないと思います。 ちなみに、若手主体で臨んだ姫路での楽天戦は9対0で勝利したそうです。オープン戦とはいえども勝てば気持ちがいいものです。 明日は京セラドーム大阪での埼玉西武戦。今日、インタビューをさせていただいた高木投手が言ってくれました。「明日、ボク、先発です!」って。頑張って下さいね!開幕まで、あと2週間。野球モードです! 「 ![]() |
2008-03-05 Wed 23:37
必ず降ります。何故か降ります。弥生三月に雪が・・・。今日のスカイマークスタジアムです。プロ野球のオープン戦が一時中断するほどの雪が舞ったのです。
![]() 白く霞んで見えるのが雪です。黄砂でも花粉でもありません。3月のオープン戦のこの時期、ここ神戸のボールパークでのオープン戦は、必ずといっていいほど雪に見舞われます。確か去年の3月も・・・。幸い、今日の場合、雪の影響による試合の中断は7分間で済みましたが、4年前のタイガースとのオープン戦(当時はオリックス・ブルーウェーブでした)は、なんと5回コールドゲーム。吹雪の中での試合でした。「“Called Game”じゃなく“Cold Game”だよ!」なんてジョークも飛び出すほどでした。まあ、内容が“Cold”な試合なら真夏でも見られることも・・・。 こんな時だけは、さすがにドームの有り難味が今日の寒さと同じくらい、皆身に沁みていたのでは・・・。僕は映像操作室、つまりは室内でのお仕事なので、快適な職場環境が与えられているのでノープロブレムなのですが、吹雪の向こう側に霞むマリーンズ・バレンタイン監督の表情は呆れ顔。“No Problem”ではなさそうでした。選手達の怪我が心配ですよね。 最後に、神戸のボールパーク、「スカイマークスタジアム」の立地について、皆様にインフォームしておきましょう。スカイマークスタジアムは神戸の中心である三宮から北西に10キロほど、地下鉄で20分の距離にあるのですが、周囲は山です。須磨といえば、関西の湘南(誰が言ったか知らないが・・・)といわれ、“海”をイメージされがちなのですが、実際は山です。スタジアム上層スタンドに上がれば明石海峡大橋を望むこともできますが・・・.。 さらに歴史にお詳しい方には、源平の合戦で知られる「ひよどり越え」の舞台の近くと言えば容易に想像できるかもしれませんね。義経が駆け抜けた山々です。平家の笛の名手、平敦盛が熊谷直実に討たれたお話で有名な合戦、「一の谷」も、かのスタジアムのすぐそばです。 話が逸れてしまいましたが、神戸のボールパークは海というより山。つまり、平野部よりは少々気温が低いのも道理です。しかしながら、よりによっての試合日の雪。今年も降りました。ボールパークに舞う弥生の雪、すっかりこの季節の風物詩です。あーさぶっ! 「 ![]() |
2008-03-04 Tue 23:39
決起集会。調査捕鯨に反対するものでなければ、道路特定財源を巡ってのそれでもありません。2008年シーズンのオリックス・バファローズ野球中継のディレクターや解説者、実況アナが一堂に会する決起集会です。
CSテレビおよびYahoo動画用の中継番組の技術系を除くスタッフが集まりました。解説陣では、名球会の加藤秀司さん、かつての名捕手中沢伸二さんらの大御所をはじめ、現役時代は西武キラーとして活躍した山崎慎太郎さん、そして1995年の日本シリーズでの「オマリーとの11球」と呼ばれた名勝負で一躍有名になった小林宏さんが参加してくださいました。凄い顔ぶれでしょ! 加藤さんの「とにかく楽しく、明るい放送を心がけましょう!」という言葉でおおいに盛り上がった宴でした。皆さん、阪急、近鉄、オリックスのOBで、後輩達の今年の活躍を本当に期待されていました。幾つになっても、チームを離れても、OBとして皆さん、自分の出身チームを思う気持ちは変わらないようですね。 さて、今年のオリックス・バファローズの野球中継は、オープン戦期間中はネット配信のみですが、公式戦からは、CSテレビの”J-SPORTS"でご覧いただけます。僕は、オリックス・バファローズの試合だけではなく、他の球場での実況も担当しますので、機会があれば、また観てくださいね。 ちなみに、オリックス戦でいいますと、3月9日の横浜とのオープン戦で実況マイクに向かうことになっています。僕の、2008年シーズンの第1戦です。例年ですと、オープン戦を数試合喋ってから、公式戦を迎えるのですが、今年はオープン戦の登板は1試合だけ。心して頑張りますよ! 明日は、スカイマークスタジアムでのオープン戦。黄砂と花粉舞う中の屋外球場です。この季節だけは、ドームの有り難みがわかりますね。明日も寒いそうな・・・。 P.S オリックス・バファローズのキャンプダイジェストPART2が完成しました。高知キャンプでの2次キャンプの模様を中心にまとめられています。選手達の素顔が垣間見られる「特典映像」付きの充実の内容です。(←自画自賛モードです・・・)Yahoo動画に近日アップされるはず。請うご期待です。 「 ![]() |
2008-03-02 Sun 23:46
2月はキャンプ取材と国内ラグビー中継などで、1日長い2月を実感することなく3月を迎えました。このブログでも何度も申し上げていることですが、僕の頭と生活のサイクルが野球モードに切り換えられる3月なのです。僕の仕事に占める「野球濃度」が急激に高まってきます。考えてみれば、好きな野球が仕事になっているのですから、こんな幸せなことはないのかもしれません。
僕の野球好きの起源は何だったのか?今更ながらに思い返すと、近所の友達と始めた草野球にまで遡るのでしょうが、殊、プロ野球との繋がりということでは、ナマで観たあの試合、あの球場に辿り着くのです。 昭和44年月日不詳の西宮球場、阪急ブレーブス対東京オリオンズの試合です。その日まで、ぼくにとってのプロ野球はTVを介しての巨人戦でした。王、長島を中心としたジャイアンツの黄金期、強いものに憧れる気持ちは僕も同じでした。もちろん愛用の野球帽に付くマークはジャイアンツのそれ。 関西在住でありながら、時々サンテレビジョン(神戸のUHF局、試合開始から終了までの完全中継は当時から画期的だった!)で放送される甲子園球場でのタイガース戦には見向きもしませんでした。なぜなら、サンテレビの中継はシロクロ映像だったから・・・。V局ではすでにカラー放送が当たり前で、後楽園球場のカクテル光線に浮かび上がる天然芝がカラーテレビにはぴったりでした。 話を戻します。昭和44年の西宮球場。父親に連れられていった始めてのプロ野球です。阪急対東京。時代を感じますね。今で言う、オリックス対ロッテです。パ・リーグです。TVで観ていた巨人戦とは随分様子が違います。まず、お客さんが少ない。TVで観ていたプロ野球はいつも満員。しかるに、ここは・・・。大きなショックを受けました。 しかし、そんなショックは、次の瞬間、違う意味での驚きに変わっていました。プロ選手の投げるボールの速さ、打球の鋭さです。平凡な内野フライでさえその打ち上がる高さに口はあんぐりでした。シングルヒットでセカンドベースからホームに還るランナーの走りにさえも感激したことは忘れられません!プロ野球の凄さに圧倒されたのです。4対0で阪急の勝ち。次の日から、僕の愛用キャップのマークは”H”に変わっていました。それからです。プロ野球に魅せられたのは・・・。 今では、その頃僕が憧れたスタープレイヤーの方々と放送などを通じて一緒に仕事をさせていただいているのですから、何か不思議な気持ちです。野球シーズンの到来に寄せて、少し昔を思い出しました。 今では、阪急(球団)もブレーブスも、そして西宮球場もありません。 「 ![]() |
2008-03-01 Sat 23:13
京セラドームでのオープン戦でした。オリックス対阪神です。まあ、オープン戦ですから、勝負は二の次ということで・・・。今日の肝はふたつ!
その① Yahoo動画配信初日 まあ、これは野球の中継映像の制作ということなので、昨シーズンまでのスタイルを踏襲していて、問題なくこなせたかと思います。配信先がCS局からYahoo動画に変わったという部分で変化はあったのですが、制作体制に大きな変わりはありません。番組プロデューサーの僕としても、無事初日を過ごすことができ、胸を撫で下ろしています。また、公式戦からは、CSテレビ「J-SPORTS」でも視聴可能になります。今季はテレビに加えて、ネット上でもオリックスの試合がご覧いただけますので、どうぞお楽しみに。今季は僕もオリックス戦の実況を担当することになっています。また観てくださいね! その② 京セラドーム大阪新ビジョンお披露目 いやぁ、素晴らしいビジョンです。世界初の多面ビジョンだそうで、ハイビジョン対応の横長ビジョンは、スタジアムでの観戦の楽しさを大きく増幅させてくれること間違いなしです。まあ、ここまではいいのですが・・・。ただ、オールニューのビジョンを試運転なしのぶっつけ本番でオペレートするのは至難の業です。延びた工期の影響で、操作スタッフのトレーニングがほとんどできないまま、今日のお披露目当日を迎えたのです。スタッフの不安と焦りが伝わってきます。このような心理状態の時、人は多くの場合、不機嫌になります。今日のビジョンコントロールルームの雰囲気は、とても皆様にお伝えできるようなものではありませんでした。みんな、コワイ!かくいう僕も例外ではなかったようです。(←周囲のスタッフ談) 当然不測の事態は発生します。表現に誤りがありました。当然と不測は呼応する言葉ではありません。正しくは予想通り(当たらずともよいものを)不具合、トラブルが起こりました。準備期間がまったくなかったためです。そんな、危機にスタッフは気転と勇気をもって立ち向かい、表向きは、大過なく、新ビジョン稼動の初日を終えることができたのです。これから、オープン戦を通して、ビジョンスタッフと新しい機器類の調整は続きます!公式戦までには完全な状態に仕上げます。ご安心を! ともあれ、野球のシーズンが動き始めました。真剣勝負の公式戦までのカウントダウンが始まりました。ご贔屓チームの戦力などに、「あれや、これや」と想い巡らす、野球ファンにとっては堪らない季節の到来です。僕の中でも加速度的に野球ムードが高まってきました。いやぁ、胸躍る季節です! P.S Yahoo動画用のオリックスキャンプ情報総集編は只今制作中です。制作快調?近日公開!乞うご期待! 「 ![]() |
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム