fc2ブログ
The link at the date of the calendar is an entry.
つれづれscene17:日中ゴルフ対決!
2007-12-31 Mon 11:59
 大晦日の今日、僕は恒例の「年忘れゴルフ」で楽しみました。「なんで、大晦日にゴルフやねん!!」とおっしゃるなかれ・・・。ゴルフ場は満員です。大晦日のしかも、今年一番の冷え込みの、さらにはナイスショットのゴルフボールを楽々とOBゾーンに運ぶ季節風が吹き荒れる日であっても、楽しいんです。ゴルフファンの方なら必ずやご賛同いただけるものと信じています。
golf2.jpg

 ご覧のような素晴らしい風景が僕達ゴルファーを誘っているではありませんか!今日一緒にラウンドしたのは、全くの見ず知らずのお二人だったのですが、この方々がとても愉快で、極寒の中でのプレーも全く苦になりませんでした。(寒いのが”苦”ならやめとけって?それは、言いっこなし。ゴルフは自然との闘いでもあるのです!)お二人のお名前は王さんと張さん。そうです中国の方なのです。王さんは3歳のときに山東省から日本にやって来られたそうで、中国料理店の元オーナーの65歳、張さんは12年前に来日され日本でビジネスを展開されている大連出身の47歳です。そう、今日は日中対抗のゴルフ大会となりました。全く見ず知らずの中国の方との勝負。楽しかったです。政冷経熱といわれる日中関係ですが、今日の対戦結果が、今後の日中関係には何の影響も及ぼさないことだけは確かです。寒さと強風に悩まされながらのラウンドでした。戦いは僕と張さんのマッチレースとなりました。しかし、コースを知り尽くしている僕に一日の長があったのか、後半インに入って突き放し日本チームの勝利に終わったのでありました!スコア、ですか・・・・?まあ、寒さ、冷たさ、さらには強風というコンディションだったとはいえ、ここで公開するようなものではありません。この言葉から推して計るべし!です。
 そんな大晦日に不安な出来事が・・・・。旧車ゴルフのトラブルの予兆(?)なのです。ゴルフに出発しようと、早朝、キーを回してもエンジンがかからない!かかりにくい状態は電話だけで十分です。5回目にやっと始動したのですが、回転数も何か変。寒さのせいでしょうか?この前、日帰りドックから帰ってきたばかりなのに。この日は何とか動いてくれましたが、不安の陰が忍び寄ります。あ~、また年が明けてから点検と整備です。う~ん。欧州車は寒さには強いはずなのに・・・。
 さて、大晦日です。2007年が暮れようとしています。月曜が火曜になって、12月が1月に変わるだけなのに、年があらたまる!という一点で、そこに大きな「区切り」が見えてきます。師走のつごもりが元日に移るこの時間の流れは、ものごとをリセットさせてくれる力を持つようです。2008年がいい年でありますように。今日のゴルフ、最終ホールのパッティングの際、王さんが言いいました。「このパットが入らんかったら、オレ!もう今年はゴルフには行かん!」大晦日のよくある会話です。
スポンサーサイト



別窓 | ゴルフ | コメント:0 | トラックバック:0
つれづれscene16:熱い男二人!
2007-12-30 Sun 21:29
 高校ラグビー、今日はシード校が登場する2回戦16試合が行われ、花園ラグビー場は大勢の観衆で賑わいました。ここから、大会はさらにヒートアップしてクライマックスに向かってゆきます。今日、僕は若狭対日本航空第二、国学院久我山対四日市農芸、東福岡対西陵の3試合の実況を担当したのですが、この現場で、僕は熱い男二人に出会いました。情熱に溢れたお二人です。
 まずおひとり目は、若狭対日本航空第二の試合で解説をしてくださった、金信男(キム・シンナム)さんです。大阪朝鮮高級学校の前のラグビー部監督です。ラグビーを心から愛する方で、「高校ラグビーをもっと多くの人に見て欲しい。こんな素晴らしいスポーツはないですよ。一度、見てくだされば、ラグビーの良さを分かっていただけるはずです」と熱っぽく話してくださいました。昨年まで23年間、大阪朝高の監督をつとめられ、激戦の大阪地区で戦いながら、全国レベルの大会に通用するチームを創り上げてこられた方で、多くの朝高ラガーマンを大学、社会人に送り込まれています。この方とラグビー談義をさせていただいているとお話は尽きません。思わず携帯電話の番号を交換してしまったほどです。放送の解説でも、高校生のプレーに対し、愛情のこもったコメントをつけてくださいました。熱い方でした。
 そしてもうひとりは、四日市農芸の下村大介監督です。もう、この方、高校ラグビー界では名物監督で、中学までラグビー経験のない選手を、全国レベルの選手にまで育てる手腕には驚かされるばかりです。「ラグビーに関しては素人の集団がシード校を倒せるというところを見せたいんです。強豪校を倒すことを目標にしています」。今日の相手は、東京の国学院久我山。伝統の強豪校です。「久我山とは、この花園で過去2回対戦しているんです。11年前は105対0で負けました。9年前は38対5で負けました。2年間で点差を詰めました。あれから9年たって、どこまで点差縮められるか楽しみです。勿論、勝つつもりですが・・・(笑)」。その笑顔には自信が溢れていました。「先生、今日はチームカラーのグリーンのダッフルコートですね!」と僕が訊きますと、「実は9年前、久我山に負けた時に着ていたのがこのコートなんです。今朝、僕の恰好を見て、生徒達が、『先生、そのコート、前の久我山戦の時の・・・』っていうんです。みんな、あの時のビデオを見ていたので、すぐにピンときたみたいです」と、下村先生。あの時の悔しさが染み込んだコートだったんですね。「見ていてください!」としっかり僕に握手をしてくださって、グラウンドに向かっていった後姿、グリーンのダッフルコートが渋かったなぁ。結果は5対10の惜敗。シード校を追い詰めた素晴らしい試合でした。選手を迎えた下村先生の目には涙が・・・。でも、105点あった差が、11年で5点にまで縮まったのです。さあ、高校ラグビー、次は元日に行われる3回戦です。今年も、僕はお正月を花園で迎えます。
 さて、話し変わって、昨日お約束した、旧車のプチドレスアップの事。交換したシフトノブは下の写真です。ウッドとレザーのコンビで、随分すっきりした”after”でしょ。ちなみに”before”は前日のページをご参照ください。
s-PC300067.jpg

  明日は、大晦日、僕の1年は大晦日のゴルフで暮れることになっています。毎年、寒い中でのゴルフです。ナイスショットで2007年が終わればいいのですが・・・。
別窓 | ラグビー | コメント:0 | トラックバック:0
つれづれscene15:旧車の1日ドック
2007-12-29 Sat 22:08
 このブログで何度かご紹介している僕の愛すべき旧車(=1992年式フォルクスワーゲンゴルフカブリオレクラシックライン/ダークグリーン)ですが、今日、緊急入院しました。入院というより、日帰り治療だったのですが・・・。今回の修理箇所はフューエルポンプです。ここは、ドイツ車では、ごく当たり前の消耗品であって、走行距離や部品の経年劣化によって、必ず故障する箇所です。ホント、絶対に壊れます。若い頃乗っていたアウディ80なんかは、2年3万キロできましたし、その後乗った、ゴルフ2、ジェッタ、メルセデスW124もこの部分を交換しました。
 なんせ、燃料をエンジンに供給するためのポンプですから、ここがイカれますと、ガソリンがエンジンルームに運ばれなくなって、当然車は動かなくなります。もしも走行中であれば、車は停まってしまいます。このフューエルポンプに付随する部品でフューエルフィルターも同じくらいの周期で壊れます。これらの部品の劣化、もしくは故障発症の兆候はとても簡単にわかります。車の後方、ガソリンタンク周辺から、”ジー”っていう異音が聞こえてきたら要注意ですね。異音が出始めても暫くは車は普通に動きます。しかし、放っておくと部品の劣化は確実に進行し、やがて壊れます。この手の機械部品は絶対に自然治癒はしませんので、少し旧めのドイツ車にお乗りの方は、一度チェックしてみて下さいね。
 そして、今回のプチ入院のついでに、この旧車にプチドレスアップを施しました。下の写真をご覧下さい。15年前の車のシフトノブです。車は15年前のものですが、デザインは25年前のものです。とにかく、昔のドイツ車(特にドイツ大衆車)の車内はとてもシンプルで余計なものはなにひとつ付いてません。飾り気、色気の類は皆無、快適装備は、必要最小限なものにとどまっています。まあ、それがいいのですが・・・。
s-だあゴルゾーシフトノブ

 このシフトノブを交換することに決めました。車の購入時にハンドルとフロアマットは交換したのですが、シフトノブは純正部品のままでした。車を運転する際に、絶対手に触れる部分だけに早く交換したかったのです。以前は、ゴルフ1タイプのアクセサリーパーツも種類が豊富でだったのですが、最近では探すのひと苦労です。やっと見つけました。上の写真は”before&after"でいえば、”before"の状態です。車が、修理から戻ったのが夜でしたので、どんなふうに変わったか、明日明るくなってからチェックしますね。果たして「魅惑の変身」を遂げたかどうか、楽しみです。”after"は明日、ご紹介いたします!そして何よりも、1日ドックから戻ってきた車から”ジー”音は消えていました。治ったようです。この頃のドイツ車のよいところは、しっかりとメンテナンスさえしていれば、新しい頃の乗り味を維持してくれるということです。車体自体頑丈ですし、塗装も長持ちしますしね。とにもかくにも、年内に車の不安箇所を治すことが出来てよかったです。さあ、明日も旧車でラグビー場に通います。
別窓 | | コメント:0 | トラックバック:0
つれづれscene14:汗か涙かそれとも雨か・・・。
2007-12-28 Fri 20:23
 今日は朝から雨!高校野球なら雨天順延ってところですが、高校ラグビーは、雨でもなんでもやる!って言うのが基本原則です。コンディションが悪い中での全国高校ラグビー2日目です。この大会、年内の2回戦までは、花園ラグビー場の3つのフィールドを使ってゲームが消化されてゆくのですが、僕が今朝実況を担当したのは、第2グラウンドでの試合。メイングラウンドと違って大きなスタンドは無いのですが、とにかくピッチまでの距離が近いんです。プレイを間近に見ることができ、それこそ、選手達の息遣いまでが伝わってくるのです。放送席も、簡易に組まれたイントレ内にあって、工事現場にあるような足場を上がところに設置されています。早い話が仮設の放送ブースです。風が吹けば、少しは揺れますし、雨が屋根を叩けば、頭上ではパチパチといった音が弾けます。下の写真は、第2グラウンドの放送席から見た風景。雨で視界不良でしょ。こんな時は、モニター頼りです。
s-PC280056.jpg

 今日僕は、2試合を喋ったのですが、ふたつ目の山形中央高校対若狭高校は熱戦になりました。試合前の取材で、若狭高校の朽木監督は「雨は気にしません。子供達は冬の雨の中でいつも練習していますから。そして、自分達のラグビースタイルは、ボールをつなぐこと。雨でボールは滑りやすいですが、大きくボールを回してゆきたいです」と話してくださいました。普段の苦しい練習の成果を信じる監督の力強い言葉でした。結果は若狭が逆転勝ち。山形中央もいいチーム、1回戦のベストゲームだったのではないでしょうか。
 さあ、大会2日目が終わって1回戦19試合が終わりました。明後日からはシード校が登場する2回戦です。ここを勝てれば、元日の3回戦に進めるのですが、「正月in花園」を叶えられるのは16チームだけ、2回戦での各校の頑張りに期待しましょう!
s-PC280060.jpg

 大会2日目を終えたあとの花園メインスタンドです。いつしか雨も上がりました。誰もいなくなったスタンドですが、大会期間中はこの大きな屋根に歓声がこだまします。大会のクライマックス、沸点はまだもう少し先のようです。今日,選手たちのジャージーを濡らしたのは、雨だけではなかったはずです。
s-PC280061.jpg
別窓 | ラグビー | コメント:0 | トラックバック:0
つれづれscene13:開幕!高校ラグビー!
2007-12-27 Thu 21:58
 いよいよ開幕しました全国高校ラグビー大会!大会初日、開会式直後の第一試合の実況を担当する僕は、開会式に間に合うタイミングで花園ラグビー場に向かいました。今日は、車の渋滞も予想されたので時間の読める電車を利用しました。近鉄奈良線です。難波から約20分、ラグビー場の最寄駅・東花園駅に到着です。ホームは、ひと目で「君、ラグビー部員やろ!」って分かる高校生でいっぱいです。学校名がプリントされたグラウンドコートにエナメルバッグ、定番のスタイルです。渋滞を避けるために、電車を選んだにもかかわらず、なんと、東花園駅の改札出口を先頭に人の列が滞っているではありませんか?改札付近で立ち往生する、地方の高校生達。どうやら、自動改札機と格闘しているようです。何度、切符を入れても改札扉に往く手を阻まれているヤツ(君、切符ちゃんと買ったのかい?)!、入れた切符をなぜだか、また出てくるものと思い込んで、根気良く待っているヤツ!全く、こんな所で都会の洗礼(?)を受けるとは・・・。東花園が都会かどうかも疑問ですが。それにしても、自動改札って普及してないのかな?そんなはずはないやろうに・・・。思わぬ人の渋滞から開放されて、歩くこと5分!花園ラグビー場の正面が見えてきました。

s-PC270050.jpg

 でも僕は決して慌てません。競技場近くの、和菓子屋さんに立ち寄りました。今日から、来月7日まで、中継を共にするスタッフへの陣中見舞い、差し入れを買うためです。僕が買ったのは、花園名物、銘菓「花ラグ饅頭」!ラグビーボールを模した形のお饅頭なのですが、これが結構美味しいんです。そして、いよいよ第87回全国高校ラグビー大会の開会式が始まりました。見ている僕らも緊張してしまいます。
s-PC270055.jpg

 各地区の代表51校の選手による堂々の入場行進です。色とりどりのラグビージャージーが芝の緑に良く映えていました。ちょっと、感動的なシーンなんですよ。そして何よりも、いいお天気でよかった、ホントに・・・・。
s-PC270054.jpg
 このあと、僕は開会式直後の第一試合を実況したのですが、緊張の開会式から、間髪入れずの真剣勝負。メンタル面でのコンディション作りが難しそうでした。初戦というのは、ベテランの監督さんでさえ、地に足がつかないような感覚なんだそうです。一発勝負の真剣勝負にこそ大切なのは、「平常心」ってことなんでしょう。初日から熱戦が繰り広げられた、高校ラグビー、やっぱり熱いです。夏の甲子園が暑いように、冬の花園は寒い、そして冷たい。でもそこから発せられる”熱”に僕達は心を動かされるのです。だからこそ、冬の花園はできるだけ、寒く、冷たいほうがいいんです。あすも花園です。
別窓 | ラグビー | コメント:0 | トラックバック:0
つれづれscene12:前夜
2007-12-26 Wed 18:36
 クリスマスも終わって、そこここにあったクリスマスツリーやイルミネーションはすっかり撤収されて、街中では、今度は迎春用の飾りつけが始まりました。そう、2007年もいよいよ暮れてゆくのですね。僕にとって、年末年始の恒例行事(お仕事ですが・・・)といえば高校ラグビーの実況中継です。87回目を迎える全国高校ラグビーフットボール大会が明日、東大阪市の花園ラグビー場で開幕し、各地区の代表51チームが熱戦を繰り広げるのです。高校球児にとっての夢の大舞台が甲子園であるように、高校生ラガーマンにとってのそれこそが、花園なんですね。
 僕は明日、開会式直後のオープニングゲーム、愛知県の西陵高校対鹿児島玉龍高校の実況を担当します。開会式での緊張の余韻が漂う中でのキックオフ、いつもどおりの平常心で戦って欲しいなぁ。選手の皆さんの健闘を祈っています。で、僕も気分を高めるために、ラグビージャージーとラグビーボールを引っ張り出してきました。どのチームのジャージーかお分かりの方は、ラグビー通ですね。
s-PC260048.jpg

 さて、その決戦前夜を過ごしているのは中継を担当する僕も同じです。担当する試合の資料作りに追われています。ブログ書いてる場合じゃないかも?基本的なチームデータや選手の特徴をピックアップし、さらには学校やラグビー部の歴史についても調べます。今はインターネットから情報が取れるのでホント助かります。地方の新聞記事や学校や父母会のホームページなども貴重な情報源です。地方の新聞社や放送局の知り合いから、学校や選手についてのエピソードなどを教えてもらう場合もあったりと、情報の集め方も様々です。あとは当日、試合前の事前取材で、監督や選手の直前の言葉をもらって、いよいよ本番を迎えるわけです。プレーする子供たちやその保護者の皆様にとっては、一生の思い出となるテレビ放送。そこに立ち会う僕たちの使命は決して軽いものではないはずです。
 極度の緊張感と重い責任感を背負ってプレーするであろう選手達、彼らがグラウンドで発する膨大な熱量を、余す(冷ます)ことなくブラウン管を通して視聴者の皆様に伝えられたら・・・。明日から僕もがんばります。12月26日、それぞれの前夜です。

 
別窓 | ラグビー | コメント:0 | トラックバック:0
つれづれscene11:鉄ちゃん!
2007-12-25 Tue 21:46
 今日は久しぶりに、仕事で電車移動の一日でした。阪急電車、阪神電車を乗り継ぎました。今や、このふたつの電鉄会社は、阪急阪神ホールディングスの傘下にあって、いわばグループ会社なんですね。共に関西の老舗大手私鉄ではあるものの、全くキャラが違う会社の統合は、子供の頃から”電車=阪急”の僕にとっては、とても大きなミスマッチに思えたものです。阪急宝塚沿線の住人の僕には、バスやタクシー、百貨店にホテル、さらには野球に至るまで、何の疑いも無く”阪急”だった。ついでに言えば、大阪と九州を結ぶフェリーも阪急だと思っていた。後年、この船舶会社は”阪九フェリー”と気づき、自分の勝手な思い込みをひそかに恥じたことも・・・。それが、あのタイガースの阪神(野球)と、地下食料品売り場のいか焼きが名物の阪神(百貨店)、やたら駅間距離の短い阪神(電車)とが、同じグループになるなんて・・。世の中分からないものです。
 正直に言います。僕は鉄道ファンでした。その道の達人には及びませんが、今でも鉄道には少なからず惹かれます。JRの踏み切りで、EF66電気機関車が牽引する貨物列車や、キハ181気動車特急「はまかぜ」が通過すると、とても幸せな気分になります。阪急電車京都線の水無瀬駅付近で、新幹線とJR東海道線、合わせて3線が一度に並走する時などは胸躍る瞬間です。
s-PC250047.jpg

 上の写真は、鉄道模型・Nゲージの車両です。実際の150分の1のスケールで軌道幅は9ミリと言うミニチュアですが、実に精巧に出来ています。その昔、この模型のコレクションに熱中し、父親といっしょにジオラマを作ったことを思い出します。写真左は、非電化区間のローカル線で活躍するキハ40系ディーゼルカー、右は貨物列車だけでなく寝台特急も引っ張り快走する、電気機関車の花形、EF66です。この模型、実際に走らせることも出来るのですが、こうやって眺めているだけでいいんです。
 そろそろ、お話をまとめなければなりません。車にしても、鉄道にしても、好きなものについて書き綴ると限がなくなるのでいけませんね。電車に揺られた一日を振り返るに、なんとはなしに、鉄道ファンだった自分を思い返してしまいました。最後に昔のお話をひとつだけ・・・。子供の頃、僕が一番好きだった駅は阪急西宮北口。僕にとってスター以外の何者でもなかったブレーブスの選手達が活躍する野球場の最寄り駅であったことに加えて、日本で唯一、直角交差のポイントが存在する駅だったからです。神戸線と今津線とが直角で交わる珍しいレールの形と、そこを電車が通過する時に発せられる、車輪とレールがぶつかる独特の鉄の音。その場所にただいるだけで楽しかったことを思い出します。その直角交差、今はもう存在しないのですが・・・。僕にとって、今も昔ももっとも身近な電車が阪急電車なんですね。あのマルーンカラーがたまりません。もうひとつ告白します。実は、僕の車(先日ご紹介した旧車ではありませんが)、阪急電車色なんです。なんとも、鉄ちゃんなお話でした。
  
 
 
別窓 | 鉄道ファン | コメント:0 | トラックバック:0
つれづれscene10:イヴに想うこと・・・。
2007-12-24 Mon 19:57
 今日はクリスマスイヴ。街中には人が溢れ、商業エリア周辺では車の渋滞と、毎年の恒例行事とはいえ、なんとも賑やかな一日でした。昔(=子供の頃)感じた、クリスマスのあのワクワク感は何処へ行ったのやら・・・。かつて、僕の中では、確かにサンタクロースは存在したし、プレゼントを運ぶ聖者が存在しないと分かってからも、この日はごく当たり前にプレゼントがもらえるという、僕にとっての大切な”祭日”であったんですがね・・・。いつの頃からか、このイヴが、年末のただただ気忙しい一日になってしまいました。そうか、プレゼントをもらう立場から、あげる役回りに変わったからかも・・・。う~ん。
s-PC240035.jpg

 就職してから、初めて迎えたクリスマス。仕事でした。しかも「ラジオチャリティーミュージックソン」という24時間、ぶっ続けの生番組で、街のあちこちからのリポートのため走り回っていました。新人アナに課せられた厳しい仕事です。24日の正午から翌日正午までの生番組で、僕の最初の出番はある駅前からの生中継、クリスマスの繁華街をリポートしました。そして、24時間ぶっ続けボウリング大会(ありがちでしょ!)の模様を、某有名大物漫才師(ホーホケキョ!)とナマ実況。そして夜になると、クリスマスらしい雰囲気をお伝えするため、教会での聖歌隊コンサートの中継現場へ。ここでやっと、「今日はイヴなんや」と実感するのでした。で、日付は変わって25日の午前3時、中央市場からの生中継。「いったい誰が聞いてるねん!」と思いながらのリポートでした。局アナ時代のイヴは毎年、ほぼこんな感じで過ぎてゆきました。この頃には、僕の私的イベントからクリスマスが完全に削除されていたことは間違いありません。
s-PC240043.jpg

 上の写真は母校・関西学院の時計台です。学院のシンボル的建築物で、兵庫県の景観形成造形物等に指定されています。僕が通っていたころは、この時計台の中は図書館になっていて、石造りの階段を上ったところが蔵書スペースと閲覧室になっていました。さて、旧図書館の時計台の左右には大きな樅の木が聳えていて(写真)、12月になると、この木にイルミネーションが施され、とても素敵なクリスマスツリーになるのです。5限目の講義が終わるのが6時前。とっぷり暮れた学内を美しく彩る樅の木。最近流行の華美(過美と書いた方がいいかも)な飾りではないけれど、とても素朴なクリスマスツリーは、今も、学生たちを癒す暖かな光を放っています。
 別段、何も無かった(しなかった)今年のイヴを顧みつつ、昔話を綴ってみました。今頃、街中では、みんなパーティーや何やらで、大騒ぎの真っ最中なんでしょうか?聖夜が「静夜」であってもいいのにね・・・。
 
 
 
別窓 | 日常 | コメント:0 | トラックバック:0
つれづれscene9:実況放送席!
2007-12-23 Sun 17:54
 3連休の中日、今日も僕はラグビー場でお仕事でした。大学選手権の準々決勝の実況です。僕の担当は明治大学対京都産業大学の試合でしたが、明治が勝って9年ぶりのベスト4進出を決めました。これで関西勢は2回戦で全て姿を消すことに・・・。残念です。伝統復活に向けて、明治の気迫が伝わってきました。ただ、メンバーを見ると、関西出身者が多いんですよね。みんな東京の大学に行ってしまうんですよ・・・。
 さて、今日は、放送席なるものをご紹介しましょう。競技場によって位置は違うのですが、今日の会場、花園ラグビー場の場合メインスタンドの最上段、5階に放送席は位置しています。こちらは放送席カメラ。逆光で見えにくいかもしれませんが、このカメラで放送席に座る出演者を映すのです。結構、近いんですよ。このカメラ・・・。
s-放送席カメラ

 そして、これが僕の目の前にあるモニターです。この画面の映像に合わせてコメントをつけてゆくのです。勿論、直接グラウンドに目を移して実況する場合もありますが、ラジオと違ってテレビの場合は、画面とコメントがしっかりリンクしなければならないため、このモニターが頼りなんです。僕の場合、モニター7割、グラウンド3割の割合で見ています。
s-放送席モシター

 花園ラグビー場の放送席は室内にあるため、寒い冬はありがたいですよ。競技場によっては吹きさらしの屋外の場合もありますから・・・。ウィンタースポーツの場合はやっぱり、屋外は辛いですね。名古屋の瑞穂は外からの放送だし、随分前に行った浜松・遠州灘競技場は特に寒かった。海からの寒風はこたえましたよ。まず、口が動かない。寒いと口が開かなくなって舌も回らず、喋り手にとっては最悪です。無口な放送になってしまいます。
s-放送席

 上の写真は、放送席を後ろから撮ったもの。逆光の中、人影が3つ確認できると思いますが、一番右が、放送席抜きのカメラマン。中央がフロアディレクター、そして左側に座る後姿が実況アナウンサーです。この影の主は、僕のあとの第2試合を担当した、関西テレビの若田部アナ。放送直前の打ち合わせのワンシーンです。
 今日は、実況放送の裏側を少しだけご紹介しましたが、テレビ放送のスタッフは出演者だけではなく、プロデューサーやディレクターやカメラマン、音声ミキサー、スイッチャー等々、数十人の方が裏方さんとして働いているのです。さあ、27日からは、高校生ラガーマン達の祭典、全国高校ラグビーフットボール大会です。花園ラグビー場は、新年1月7日まで、高校生達の夢の舞台に変わります。ラグビー版の甲子園です。テレビの中継スタッフは今日の試合が終わり次第、その準備に入ってゆきます。年末・年始、僕はこのラグビー場で過ごします。冬でも熱い、そんなシーズンが始まろうとしています。
 
別窓 | ラグビー | コメント:0 | トラックバック:0
つれづれscene8:味スタ!
2007-12-22 Sat 20:58
 昨日はお休みしたブログ、書かないと、まるで宿題をサボった様で少し気持ち悪かったです。今日は、東京でのラグビーのお仕事について。東芝対神戸製鋼の実況です。品川に宿をとっている僕は、東京・調布市にある味の素スタジアムに向かいました。新宿で京王線に乗り換えるのですが、ここで遭遇した黒の団体。目立つのなんのって・・・。彼らの正体は、神戸製鋼コベルコスティーラーズの面々。なんと電車移動なのか?十数人の団体で、今日出場のメンバーの顔がなかったので、みんなリラックスした表情。瓜生選手や高倉選手の顔も見られ、切符売り場に並ぶ大男たちの集団は、クリスマスモード全開の新宿駅で、ひときわ異彩を放っていました。というより、浮いてました、ホント。それにしてもマカパイトロ選手、デカっ!電車に乗ると、なんと大畑選手の姿も。日本ラグビー界のスターが京王線の車内に。しかし、誰も気づかないのかなぁ。
 新宿から電車に揺られること20分、スタジアムの最寄り駅である飛田給に到着。サッカーJリーグ、FC東京、東京ヴェルディのホームタウンです。
s-FC東京

 駅から歩いて5分。味の素スタジアムに到着。立派な競技場です。2001年に完成、2003年からは味の素がネーミングライツを取得して、現在のスタジアム名になっています。収容人員49970人は国際試合にも対応しています。でもスタンドは、ご覧の通り。ちょっとさびしい感じです。確かに、冴えない天気があらかじめ報じられていましたし、陽射しが無く、寒いというより冷たい感じ。観戦も大変かもしれませんが、ラグビー観戦は冬ですよ!グラウンド内の熱に中和されてちょうどいいのに!選手たちの体を張った勇気あるプレイを、もっと多くの人々に観てもらいたいなぁ。ちなみに今日の観客数は4152人だったとか・・・。下の写真は、実況放送席からとったものです。
s-PC220031.jpg
 
 試合の方は、ホームの東芝がアウェイの神戸製鋼を破ったのですが、なかなか両チームの持ち味が出て、観ていて面白い試合でした。神戸は連敗。正念場です。次の試合は年が明けてから。まだまだ諦めるわけにはいきません。ちなみにこの試合のスタンドには、プロ野球、ジャイアンツの上原投手の姿が見られました。怪我のためスタンドで観戦する大畑選手といっしょでした。実はこの二人、高校時代の同級生。東海大仰星高校時代からの友人だそうです。ちなみに、この2人ともうひとりプロ野球選手になった同窓生がいます。ファイターズの建山投手です。ご存知でした?
 今日のブログの冒頭で、電車で移動する神戸製鋼の選手たちについて触れましたが、プロ野球選手も電車移動するんですよ。所沢でのデーゲームのライオンズ戦を終えたアウェイチームは、翌日にデーゲームが控えている場合に限り、東京駅や羽田まで電車で移動しています。交通渋滞が予想され、バス移動では時間が読めないからなんです。日曜日か祝日の夕方に立川駅から、東京方面行きの電車にゴツイ男たちが乗ってきたら、彼らはプロ野球選手である可能性が高いんです。
 さて、明日は、大阪・花園での大学選手権2回戦の実況です。年末・年始にかけて、僕のラグビー漬けの日々は続きます。
 
別窓 | ラグビー | コメント:0 | トラックバック:0
つれづれscene7:灘浜グラウンド
2007-12-20 Thu 20:36
 この季節、週末が近づくと、僕はラグビーの中継モードに入ってゆきます。そこで、今日は、神戸製鋼が練習を行う神戸市の灘浜グラウンドに向かいました。あさって、土曜日、東京の味の素スタジアムでの東芝対神戸製鋼戦の実況を担当するにあたっての取材です。
s-神戸製鋼③

 神戸市東灘区の浜側に位置する”灘浜グラウンド”、神戸の中心地から東側の臨海工業地域の中にあって、南は海が開け、北には六甲の山並みが間近に迫っています。そう、あの山崎豊子さんの小説「華麗なる一族」で、主人公の万俵鉄平(阪神特殊製鋼専務という設定)が高炉建設を夢見た、あの灘浜なんですよ。そういえば、去年の今頃は、ドラマの「華麗なる一族」にはまっていたっけ・・・・。おもわず服部隆之氏の重厚なオーケストレーションが頭を過ぎります。
s-神戸製鋼②

 今日の神戸は陽射しがあって気温も上がったのですが、何せ、海と山に挟まれたこのグラウンドです。とにかく風が冷たい!そんな中、来たるべき決戦に備えて、スティーラーズのメンバーが真剣な表情で練習に取り組んでいました。FW、BKと各パートに分かれて、サインプレイの確認やフォーメーションのチェックなど、効率よく練習メニューが消化されていました。寒風に晒されたグラウンドでひときわ目立つ選手がいました。キャプテンの後藤選手です。大きな声で檄を飛ばし、時には、選手を集めて、グラウンド上でミニミーティングを行うなど、早稲田を卒業して3年目の若さとは思えないリーダーシップぶりを発揮していました。そして何よりも、後藤選手の格好です。ほとんどの選手が上下のウインドブレーカーやトレーニングウェアを着込む中、長袖のシャツに短パン姿。ストッキングも短めで、見ている方が寒くなりそうでしたよ。気持ちが熱く燃えていたのでしょう!それに、同期の山本選手も短パン姿。小学校の体育の時間じゃないんだから!元気いっぱいでした。
s-神戸製鋼①

 次の試合が年内のラストゲーム、神戸製鋼、東芝ともに5勝2敗同士の戦いです。ここで、ここ3年の国内チャンプ・東芝にどんな戦いを見せてくれるか、注目です。今度はアウェイでの試合の神戸製鋼、僕も東京に遠征しての実況担当です。楽しみです。
 冬の陽射しが、さらに弱くなったころ、僕は灘浜グラウンドをあとにしたのですが、眼前には御影石の山が迫ってきます。阪神銀行頭取・万俵大介の邸はあの山の中腹辺りだろうか?
別窓 | ラグビー | コメント:0 | トラックバック:0
つれづれscene6:マイ趣味的音楽
2007-12-19 Wed 21:14
今日は特別に何もしなかった(起こらなかった)ので、このブログ、お休みしようかとも思ったのですが、やっぱり書きます。で、音楽のお話でも。皆さんは、初めて自分で買ったレコード(今の時代ならCDになるんだろうなぁ)覚えてますか?結構、マイ・ファースト・レコード覚えてる人って多いんじゃないかな?僕の場合、親が買い与えてくれた、童謡全集や世界名曲集、さらには、ウルトラマンの主題歌と物語が収録されたソノラマシート(古っ!)を除けば、僕が自分の意志で初めて買った楽曲は、天地真理さんの「ひとりじゃないの」でした。当時、アイドルの頂点に君臨していた天地真理さん。老若男女から絶大の支持を受けてました。当時小学校4年の僕は、昭和47年のお正月にもらったお年玉で買いました。1972年です。浅間山荘事件に札幌オリンピックの年です。70メートル級純ジャンプで笠谷、金野、青地の日本人3人が表彰台を独占したシーンは子供ながらに感動モノでしたよ。
 それ以降、レコード(音楽)にはまってしまった僕は、気に入ったヒット曲があれば、レコード屋に通うことに・・・。当時、洋楽を聴くというのもちょっとしたお洒落で、サイモン&ガーファンクルやビートルズのレコードなんかも集めていましたね。それからラジオの深夜放送ブームも始まって、音楽が生活の一部になっていきました。洋の東西を問わず、気に入った曲は、ラジカセで片っ端からエアチェックしていたような。AMであろうが、FMであろうが、時には短波放送であろうが、音質なんか気にしてませんでした。今から考えるとすごいですよね。まあ、この時、音楽を聴きまくった経験が局アナ時代に担当した音楽番組には活かされたのですから、何にでも熱中するということはいい事なんですね。
 そして、初めてのコンサートに行くときがやってきます。今は、ライブに行く!なんて極めて日常的な行動なのかもしれませんが、僕にとっての初めてのコンサートは、とてもビッグなイベントでありました。1979年1月18日、場所は大阪フェスティバルホール。アーチストは、な、なんと”さだまさし”さん。渋すぎ~!当時はまだ、関白宣言の大ヒットを出す前だったのですが、それでも会場は3000人を超すファンでいっぱいでした。何事にも影響されやすい僕は、生のコンサートに感激し、1ヵ月後にはラジオの公開番組に出演し、さだまさしさんの名曲、「秋桜」の弾き語りをするという暴挙に出てしまったという、今から思えば恥ずかしい過去もありました。ちなみに、コンサートデビューの日、僕の横に座ったのは、彼女でもなんでもなく、同級生の松尾光洋君。今はNHKのプロデューサーとなって活躍されています。何で、こともあろうに彼とコンサートに言ったのかは今も定かではありませんが・・・・。
 先日、さだまさしさんのDVDを買いました。ライブのDVDです。
さだまさしさん
デビューから数えて、3500回以上のコンサートを重ねていらしゃるとか。往時を思い、懐かしく見入ってしまいました。そして、来年2月、さだまさしさんのコンサート行くことになりました。神戸国際会館です。初めてのコンサート、あれから29年が経とうとしています。「ひとりじゃないの」で始まった僕の趣味的音楽は、まだまだ「道の途中」です。(←この落ちは難しいかな?)
 
別窓 | 音楽 | コメント:0 | トラックバック:0
つれづれscene5:祭りの後の・・・
2007-12-18 Tue 20:00
 皆さんは、神戸ルミナリエってご存知でしょうか?関西に在住の方であれば誰もが知るところの神戸の師走の風物詩的なイベントです。「ルミナリエ」とはイタリア語で「小電球などによる光の装飾」と言う意味で、神戸の居留地を幾何学的なデザインが施された数万(それ以上かも)の電球で彩るのです。その神戸ルミナリエが昨日でやっと終了しました。”やっと”と表現したのは、これでいつもの、あの居留地の風景が戻ってくるからです。実際に主催者側が一方的に押し付ける交通規制で、近辺に仕事場を持つ人々(僕も含めて)は、行動の自由が大きく制約されてしまいます。それに、やたら目立つゴミ。普段の神戸の居留地では考えられません。だから”やっと”なんです。
 ルミナリエ①

 勿論、阪神淡路大震災で犠牲になった人々の鎮魂と、港町神戸の復興と再生への願い、という意味で始まったこのイベントこそ、当時被災された方々の希望と夢の”光”だったに違いありません。でも、もうその意味での、このイベントの使命は果たし終えているのではないでしょうか?震災直後、瓦礫と粉塵にまみれていた神戸は、震災から干支が一回りした今、もとの美しさを取り戻しています。亡くなった御霊の鎮魂と供養は別の形でできるはずなのに。資金不足を補うための協力金を募ってまで開催しないといけないものなのか、少し疑問にも思っています。(賛否両論あるとは思いますが・・・)あの震災の怖さ、悲惨さは、体験した僕にとって生涯忘れがたいものですが、そこに、ルミナリエを”無理やり”結びつけるのは、今となってはいかがなものかなぁ。きっと、儲かるんだろうな、誰かが・・・。
募金箱

 そして、今日、ルミナリエの電球撤去作業が始まったのです。毎年縮小傾向にあるとはいえ、今年も404万人(主催者側の発表)もの見物客が訪れたこのイベント、終わってしまえば、祭りの後の淋しさが漂う今日の居留地・仲町通りなのでした。しかし、イルミネーションの電線をペンチで切る作業、電球をはり付けたような木製のアーチの撤去、なんか見てはいけない舞台裏を覗いてしまったような気分です。
解体中

 ところで、ルミナリエは終わったのですが、まだまだ光は町に溢れています。商業地域なら分かるのですが、何故か住宅地で見られるキラキラゾーン。ちょっと悪趣味にも思えるほどの過剰な装飾には若干、腰が引けてしまいます。あくまで個人の趣味なので、それをとやかく言うつもりはありませんが・・・。思わず苦笑いです。エコにも反するよ・・・。あれこれ言っても、結局、みんな”光”が好きなんですね。
 今年も、”やっと”ルミナリエは終わりました。僕があれこれ、ここで書き綴っても、結局”あとの祭り”なんだなぁ。
 
 
別窓 | 日常 | コメント:0 | トラックバック:0
つれづれscene4:球団事務所とCM録り
2007-12-17 Mon 18:18
 週末のラグビー場から、週明けの今日はオフィス街へと舞台は移ります。プロ野球オリックス・バファローズの球団事務所です。
オリックス球団事務所

 プロ野球といえば、スタジアムで選手達が躍動する。そんなイメージをお持ちかも知れませんが、バックオフィスとなる球団事務所は、普通の会社って感じで、営業やファンサービス、商品部門などいくつかの部署に分かれています。そんな中で、プロ球団のオフィスだなあ、と実感するのは、スカウトやスコアラーとなって活躍していらっしゃるかつての名選手をお見かけする時です。勿論、ユニフォームではなくスーツ姿なんですが・・・。
去年は、この時期、選手の契約更改がこのオフィスで行われていたこともあって、清原選手や中村紀選手の姿も見られたのですが、今年は契約更改交渉の場所が京セラドームに代わったため、比較的もの静かな球団オフィスです。そういえば、去年、清原選手が普通に一般のエレベーターに乗って8階の事務所まで上がってきたため、同乗していたサラリーマンのおじ様は、ひたすら固まっていたとか。オフィスビルで他の会社の事務所も入っているものですから。しかし、あのデカイ清原選手が普通にエレベーターに乗ってたら、あなた、どうします?
 今日、僕がオリックスの球団事務所を訪れたのは、CM制作のため。年末のテレビ番組で流すスポットCMです。一応、オリックス・バファローズシニアビジュアルプロデューサーたる肩書きを戴いている僕ですから、こうやって時々、球団事務所に姿を現わすのです。CM用の映像はあらかた出来上がっていたので、今日はその映像にナレーションを入れなければなりません。勿論、僕の仕事です。この録音作業は、球団事務所ではできませんので、近くの録音スタジオでの収録です。
 事務所から歩くこと10分。スタジオに到着です。大都会は便利です。わずか15秒のナレーションなので収録は一瞬で終わりました。オリックス・バファローズのファンクラブCMです。自分で原稿を書いて自分で読む!まさに家内制手工業ですよね。しかし、今の録音スタジオはハイテクです。僕が局にいたころは、オープンリールのテープで録音が行われていたのですが、今はすべてデジタル。時代の流れ、技術の進歩はスゴイ!パソコン処理も施され、ちょっとしたノイズやブレス音などもキャンセリングして出来上がり。
s-収録スタジオ・パソコン画面

 あとは、この収録した音声を映像に乗っければCMの完成です。録音スタジオの雰囲気、写真から伝わりましたでしょうか?アニメや映画のアテレコやラジオドラマなどもこのスタジオで収録されるのです。ちょっと珍しいシーンをご紹介しました。
 都会の真ん中は、クリスマスモード全開で、地下街を歩けばクリスマスソングに福引きのジャラジャラ音。地上に出たなら、やたら目に付くイルミネーション。そうなんだ年末なんですね。ふと、時間の経過を感じないでいる自分に気付かされたのでした。今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
別窓 | 球団 | コメント:0 | トラックバック:0
つれづれscene3:旧車(クラシックライン)で行く花園
2007-12-16 Sun 20:05
 昨日はお休みさせたゴルフクラシックラインですが今日は出動日です。
クラシックライン
 何故か、緊張しながらキーを廻す!エンジン一発始動。「やった!」と思う瞬間です。旧い車と付き合っていると、エンジンがかかる有り難味、しっかり走ってくれる感動。そりゃ、日々緊張です。いつ停まるかわからないのですから、ホントに。これ、大袈裟でも何でもないんです。以前乗っていたチョット旧めのドイツ車、幾度となく高速で停まりましたもの・・・。あるときは、インパネ内の赤い警告等が一斉に点灯!次の瞬間、車は惰性走行に切り替わり、やがてタイヤと路面の摩擦と空気抵抗に負けての自然停止。また、あるときは渋滞での停車中にボンネットから白煙舞い上げ、周囲の車をも恐怖のどん底に叩き落したことも。こうなると悲惨でしょ。そして、電気系統やフューエルポンプの不具合で、キーを幾たび廻せど、エンジン廻らぬ、あの虚しさ。だから有難いんですね。
 ともあれ、(今のところ快調な!?)クラシックラインを駆って、仕事場の花園ラグビー場へ。
花園ラグビー場

 ラグビーの大学選手権が今日から始まったのです。僕が実況を担当したのは、2試合あるうちの、第一試合、大阪体育大学対慶應義塾大学の一戦でした。結果は、慶應義塾の快勝。林監督の笑顔と敗れた大阪体育大学の坂田監督の無念の表情が対照的でした。お疲れさまでした。第二試合は同志社大学対筑波大学。試合は終了間際に同志社大学が追い上げを見せましたが、筑波大学が10年ぶりの初戦突破を果たしたのでした。この試合で、僕は勝利チームの監督とキャプテンにインタビューしたのですが、筑波大学の古川監督の会心の笑みが爽やかでしたし、島キャプテンの重責を果たせたあとの満足感溢れた言葉は重く、表情は晴れやかだったな。島君!試合中に傷めた右肩は大丈夫かな?
 実は、試合前から、同志社大学有利という大方の予想に則って、僕は同志社大学の中尾監督、前川キャプテンへのインタビューを想定しながら質問項目を用意していたのです。ところが、試合は緊迫した接戦となり、試合後半からは急遽、質問事項や自分自身の気持ちを切り替え、筑波大学勝利の場合に備えました。このあたりがスポーツ、勝負事の面白いところ。何が起こるかわかりませんからね。いつも取材で丁寧に対応して下さる同志社大学の中尾監督、残念でした。お疲れ様でした。最上級生にとっては、チームメイトと戦う最後の試合。負ければ終わりの、あまりにもせつないエピローグ。学生スポーツの宿命なんですね。
グラウンドレベル

花園スコアボード

 陽が西に傾いた花園ラグビー場の関係者駐車場に、少し大きめのエンジン音が響きました。一発でエンジンがかかった瞬間です。ああ、有難きかな・・・・。
 
別窓 | ラグビー | コメント:0 | トラックバック:0
つれづれscene2:ラグビー実況 神戸敗れる!
2007-12-15 Sat 21:00
 ブログ2日目。今日はお仕事のお話でも・・・。早速ですが、これ、何だと思いますか?
進行表

 今日のラグビー中継の進行表です。本番に入ってからの段取りや時間スケジュール、表示スーパーなどが記されてあって、この進行表に沿って番組は進んでゆくのです。スポーツ中継ですから、とても簡単なものですが、スタジオでの番組となりますと、台本形式の進行表になって、もっと細かいコメントや約束事が決められていることも多いのです。でも、今日は実況中継ですから、番組が始まると、そこはもう僕たちコメンテーターの独壇場。好き勝手に自分の言葉で喋ればいいわけですから、ある意味楽かもしれません。勿論、”嘘、大袈裟、紛らわしい”コメントはNGですが・・・。
 今日の実況はCSテレビ・JSPORTSのラグビー中継。僕の場合、この季節はこの競技の実況が主となります。神戸製鋼対サントリーという、国内ラグビーの名門チーム同士の対戦です。このブログがラグビー専門のカテゴリーではないので、ラグビーについて詳しくは書き綴りませんが、このスポーツ、是非ご覧になることをお薦めします。熱くなれますよ!
 今日の会場はホームズスタジアム神戸という立派なところで、2002年のFIFAワールドカップの会場のひとつとして造られました。サッカーJリーグヴィッセル神戸のホームスタジアムと言った方がピンとくるのではないでしょうか?
 競技場

 神戸製鋼の地元ということもあってスタンドは1万人近い観客で埋まりました。結果は、アウェイのサントリーが快勝し、地元の神戸製鋼ファンにとっては残念な結果になってしまいました。試合前、神戸製鋼の平尾誠二監督は僕に握手をしながら、試合での健闘を約束くれたのですが・・・。
 さあ、明日も、ラグビー中継、花園ラグビー場での大学選手権です。この季節、僕の週末はラグビー三昧。大好きなスポーツの現場に立ち会えて、それを仕事にできている訳ですから、有難いことですね。明日は、あのドイツの旧車、オープンカーでラグビー場に向かいます。今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
別窓 | ラグビー | コメント:0 | トラックバック:0
つれづれscene1:往き往きて旧車
2007-12-14 Fri 22:05
 今日、初めてブログなるモノに挑戦します。文章を書くことは半分”生業(なりわい)”みたいなものだから、決して苦にはならないのですが、いつも書く文章が、ある程度読み手の存在を感じながらのものである点で、こういったブログとはその性質を全く異にしているようです。そう、読み手の存在を気にせず書けるブログ・・・。今日から始めます。とは言っても、やっぱり読んで欲しいな、誰かに・・・。
 記念すべきの第1話は、後々、読み返すこともありそうなので、あとで赤面や後悔もしないで済みそうな趣味のお話から始めましょう。数少ない僕の趣味の中から、車のお話でも・・・。
 先日、僕のところに旧いドイツ車がやって来ました。15年落ちのフォルクスワーゲンゴルフカブリオレクラシックライン(この車名をイッキに噛まずにお読みになれた方、なれるかも、アナウンサーに!)です。元来のドイツ車好きで、新旧のジャーマンカーに乗ってきました(います)が、何故か、旧型のドイツ車に惹かれてしまいます。このクラシックライン、中古車雑誌に踊る、”極上車”、”超美車”といった範疇には入らないであろうシロモノで、お世辞にも、キレイな車とは言えません。でも、いいんですよ。このボロボロ感が・・・。ジウジアローが施した直線的なデザインをカルマン社が作り上げたオープンカーで、今流行のデザインと比べると、なんともレトロな感じがいいでしょ。
s-PC140008.jpg

 1979年のジュネーブショウで発表されて以来、1993年までモデルチェンジされずに、多くのファンから支持されたのですから、そのデザインの普遍性には驚かされるばかりです。7年ほど前にも同タイプのクラシックラインを所有していたのですが、故障で泣く泣く手放し、それからもずっと気になっていた車で、また、買ってしまいました。いつまで元気に動いてくれるか心配ですが、根気よく故障箇所を直してやりながら、付き合ってゆきたいと考えています。オープンカー乗りにとっては、「冬こそ、シーズン」なんだそうですが、やっぱり、幌オープンでの走行は寒い!キャップに、マフラー、サングラス、レザーのグローブの重装備で、オープンカーを駆っている人を見ると、「寒いのなら幌閉めて走ればいいのに・・・」って思う僕は、本当のオープンカー乗りではないようです。このスタイルに魅せられたオープンカー好きなんでしょうね。ニュービートルカブリオレのパンフレットには「いつもの空が感動に変わる!」ってキャッチコピーがありますが、さて、この旧車から見える今年の冬空はどんなふうに映るのでしょうか?楽しみです。またまた僕が辿り着いた、旧いドイツ車。しばらくは僕の日常の足として活躍してくれることでしょう!
※明日は、ホームズスタジアム神戸でラグビーの実況中継のお仕事です。時間厳守の仕事だから、この車は使えないかな?!信用してないわけではないけど、旧いドイツ車で立ち往生した経験は数知れず。明日は、クラシックライン、お休みです。
神戸の海とクラシックライン
別窓 | | コメント:0 | トラックバック:0
| 大前一樹の徒然歳時記~つれづれダイアリー~ |