週末のラグビー場から、週明けの今日はオフィス街へと舞台は移ります。プロ野球オリックス・バファローズの球団事務所です。

プロ野球といえば、スタジアムで選手達が躍動する。そんなイメージをお持ちかも知れませんが、バックオフィスとなる球団事務所は、普通の会社って感じで、営業やファンサービス、商品部門などいくつかの部署に分かれています。そんな中で、プロ球団のオフィスだなあ、と実感するのは、スカウトやスコアラーとなって活躍していらっしゃるかつての名選手をお見かけする時です。勿論、ユニフォームではなくスーツ姿なんですが・・・。
去年は、この時期、選手の契約更改がこのオフィスで行われていたこともあって、清原選手や中村紀選手の姿も見られたのですが、今年は契約更改交渉の場所が京セラドームに代わったため、比較的もの静かな球団オフィスです。そういえば、去年、清原選手が普通に一般のエレベーターに乗って8階の事務所まで上がってきたため、同乗していたサラリーマンのおじ様は、ひたすら固まっていたとか。オフィスビルで他の会社の事務所も入っているものですから。しかし、あのデカイ清原選手が普通にエレベーターに乗ってたら、あなた、どうします?
今日、僕がオリックスの球団事務所を訪れたのは、CM制作のため。年末のテレビ番組で流すスポットCMです。一応、オリックス・バファローズシニアビジュアルプロデューサーたる肩書きを戴いている僕ですから、こうやって時々、球団事務所に姿を現わすのです。CM用の映像はあらかた出来上がっていたので、今日はその映像にナレーションを入れなければなりません。勿論、僕の仕事です。この録音作業は、球団事務所ではできませんので、近くの録音スタジオでの収録です。
事務所から歩くこと10分。スタジオに到着です。大都会は便利です。わずか15秒のナレーションなので収録は一瞬で終わりました。オリックス・バファローズのファンクラブCMです。自分で原稿を書いて自分で読む!まさに家内制手工業ですよね。しかし、今の録音スタジオはハイテクです。僕が局にいたころは、オープンリールのテープで録音が行われていたのですが、今はすべてデジタル。時代の流れ、技術の進歩はスゴイ!パソコン処理も施され、ちょっとしたノイズやブレス音などもキャンセリングして出来上がり。

あとは、この収録した音声を映像に乗っければCMの完成です。録音スタジオの雰囲気、写真から伝わりましたでしょうか?アニメや映画のアテレコやラジオドラマなどもこのスタジオで収録されるのです。ちょっと珍しいシーンをご紹介しました。
都会の真ん中は、クリスマスモード全開で、地下街を歩けばクリスマスソングに福引きのジャラジャラ音。地上に出たなら、やたら目に付くイルミネーション。そうなんだ年末なんですね。ふと、時間の経過を感じないでいる自分に気付かされたのでした。今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。