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つれづれscene151:言霊
2008-06-14 Sat 23:58
  今日は早朝に東京から移動。飛行機は無事、いつものように10分遅れで伊丹に着きました。「本日は羽田空港混雑のため、出発ならびに到着が遅れましたことをお詫びいたします」と、いつものマニュアル言葉。コンビニの「またお越しくださいませ・・・・」同様、気持ちのこもっていない言葉ほど軽いものはないですね。もはや「言霊の幸ふ国」とされたこの国の言葉ではないような・・・。

  言霊とは、声に出した言葉が現実の事象に対して何らかの影響を与え、良い言葉を発すると善いことが起こり、不吉な言葉を発すると凶事がおこるという考えで、発した言葉が大きな力を持つことを意味しています。ですから、不吉なことを口にすると、「縁起でもない!」ってことになりますし、婚礼などでは、集う人々が口々に祝辞を述べることで、二人の前途に輝かしい未来を約束しようとするのです。

  言霊。言葉にこもった魂と考えれば、少し宗教的な印象を受けてしまいますが、”魂”を”体温”という表現に換えればより分かりやすいかもしれません。コンビニの「またお越しくださいませ」という言葉から、その人の体温が伝われば、それを受けた客は、本当に「また来ちゃいました」になるかも。

  言葉を生業とする僕らならなおさらのこと。発する言葉に温もりと責任を持ちたいものです。自戒の念抱きながら書いてます。150回オーバーの徒然歳時記、これからも「またお読みくださいませ!」これ、マニュアル言葉じゃないですよ!

  
  
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つれづれscene130:ヒーローインタビュー
2008-05-15 Thu 23:25
  「放送席、放送席!そしてスタンドのファンの皆様!ヒーローインタビューです!」ほぼこの決まり文句で始まるプロ野球のヒーローインタビュー。聞き慣れたフレーズですよね。最近、「なぜ、放送席、放送席!って2回言ってからヒーローインタビューは始まるの?」って尋ねられました。

  これには諸説あるのですが、僕が知る最もポピュラーで恐らくは正解であろう答えは次の通りです。そもそもヒーローインタビューなるものは、共同インタビューという類のもので、この音声は複数のラジオ、テレビ局に配信されます。たとえば、その試合をラジオ2局、地上波、衛星波のテレビ2局が放送していたとします。この場合、放送局間の取り決めで地上波テレビ局がヒーローインタビューを担当します。その音声や映像は、その他の並列局にも分配されるのですが、その場合、「今からヒーローインタビューを始めますので、各局さん、準備はよろしいでしょうか?」的な意味で「放送席、放送席!」という決まり文句が使われているのでは・・・。少なくとも、僕はそう思っていますし、昔、そう教わったような気がします。

  ところで、そんなヒーローインタビューですが、最近気になることがあります。インタビュアーの第一声、80%はこうじゃないですか?「あの場面、どんな気持ちでバッターボックスに入りましたか?」とか「あのピンチの場面で、どんな気持ちで投げましたか?」の「どんな気持ち」の多用、乱用です。

  バッターなら「打ってやる!オレが決めてやる」、ピッチャーなら「絶対抑えてみせる!」っていう気持ち以外にありますか?「どんな気持ち?」って訊かれても・・・・。ヒーローインタビューの常套句として氾濫しているフレーズですが、僕としては絶対使いたくない言い回しです。しかし、ほとんどのヒーローインタビューはこの問いから始まっていますから、皆さんもチェックしてみてください。

  とは言うものの、これら言葉の使いようは僕ら喋り手にとっては、対岸の火事ではなく他山の石。ヒトの振り見てわが振り直せ!って、言うことです。自戒の意も込めながら・・・。明日から、頑張ります。

 
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つれづれscene129:だいじしん???
2008-05-14 Wed 23:57
  中国の地震、ミャンマーのサイクロン被害についてのニュースが大きく報じられています。国家権力というフィルターを通って出される報道内容しか、我々は知る由もありませんが、”都合の悪い”事は伝わってこないということを考えると、事実はもっと深刻なはずです。

  さて、そんなニュースを見聞きしていると、出てきましたよ。「?」っていう表現が・・・。「大災害」、これ、どう読みますか?そうですね、「だいさいがい」です。では「大地震」。この読み方は?

  今日、聴いていたラジオ番組の中で、中国の地震について語られていたのですが、そのタレントさん(局のアナウンサーではなかったのでホっとしたのですが・・・。それに報道番組でもなかったことも付け加えておきます)が最初から最後まで、「だいじしん」と言い続けていたのです。たしかに、意味は通じます。大きな地震という意味なのですから。しかし、正しい読みは「おおじしん」です。結構、多いですね、この間違いは・・・。公共の電波です。間違った表現は、いかがなものでしょうか?

  僕の局アナ時代、こういった間違った表現、読みが番組内で生じた場合は速やかに訂正することは勿論、後日、ある恐ろしい回覧板にて、関係各部署、担当者に周知されるのです。局内の用語委員の先生からの、要するに、「間違いチェック」の回覧です。

  ○月△日、××番組内にて、「だいじしん」(誤)→「おおじしん」(正)。
  □月●日、ナイター中継内、「いち対ゼロ」(誤)→「いち対れい」(正)。ゼロは英語。

  などなど、指摘されるのです。勿論、上に挙げたものは極端なもので、局のアナウンサーたるもの、こんな間違いを犯すヒトはいませんが・・・。しかし、恐るべし、用語委員の先生です。当時、「放送のことば」なる用語マニュアル本を編纂されました用語委員の伊丹要二さん。僕の言葉の師匠のおひとりなのですが、よく叱られたものです。「放送のことば」は今でも、僕の愛読書です。

  伊丹さんが僕らアナウンサーに口酸っぱくおっしゃったこと。「あなた方、アナウンサーはいわば、”かたりべ”です。その”かたりべ”が間違った言葉を使ったら、間違った言葉が世に広まります。心して、マイクに向かってください」柔らかな関西弁が鋭い刃先でもって胸に突き刺さったことが思い出されます。

 だから・・・。「大地震」は「だいじしん」と読んじゃいけないんです。

 また、折に触れて、言葉、日本語のお話でも・・・。

  
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つれづれscene128:五月雨
2008-05-13 Tue 22:36
五月雨です。旧暦では梅雨は皐月にあたることから、梅雨時の雨を五月雨と呼んでいたのですが、今では少し時期と意味にずれが生じているようです。

 ですから、五月晴れも本来、梅雨の合間の好天を指していたのです。今では新緑の瑞々しさ溢れる晴天を五月晴れと表現することが多く、本来の意味とはかけはなれています。だから、あえて、この時期の晴天を「ごがつばれ」と呼んで、もともと違った意味を持つ「さつきばれ」と区別する向きもあるほどです。

 さて、外は雨です。「ごがつあめ」にしては冷たい雨です。そういえば、最近は、”China Dust”、黄砂が少なくなってきましたね。遠い風景もその輪郭がくっきり見えますし、何よりも車の汚れ具合が違います。季節は春から夏へと確実に動いているようです。それでも、今日、東北は福島で行われていた野球の試合では選手の吐く息が白かった・・・。変な天候ですよね。

 最近、地球が暴れています。ミャンマーでサイクロンが吹き荒れたかと思えば、中国・四川省の大地震と、その暴れっぷりは尋常でないようです。先日は、国内でも震度5弱の揺れが東北から関東であったばかりですよね。あの時初めて、緊急地震速報の「ビッ、ビー!ビッ、ビー!」というアラーム音をNHKラジオで聞きました。阪神大震災の揺れを経験している僕らは、地震の恐ろしさは身に沁みています。一日も早い被災者の安寧と復興を願って止みません。

  毒入り餃子やチベット問題、要人の来日とパンダ問題、大地震にこの夏のスポーツの祭典と、日本から最も近い大陸の国には、いろんなことが次々とありますね。梅雨時期の雨のように、だらだらと永く続くさま、まさに「五月雨式(さみだれしき)」です。



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つれづれscene126:橋下知事!
2008-05-08 Thu 23:29
 大阪府庁舎に行ってきました。橋下徹大阪府知事のコメント撮りのためです。大阪城の天守閣から西を望んだ大手前にある府の庁舎は、竣工が1926年と、現行の都道府県庁舎としては最古のものなんだそうです。

  タクシーを庁舎正面に横付けてもらい、降り立った瞬間、東京生まれのジョニー(オリックス球団職員。去年までは通訳。今日はカメラマン!)25歳は大きな声で叫びました。「古っ・・・。東京都の庁舎とぜんぜん違いますよ。これ!あ!お城(大阪城)が見える。すっげぇー!」英語は堪能なのですが、日本語は、こんな感じです。

  さて、橋下知事とのご対面。府庁舎の三階に知事室はありました。知事室には、オリックス・バファローズのマスコット人形と濱中選手のサインボールが飾られていました。そうです、今日は、橋下知事に大阪を本拠地とするオリックス球団への激励メッセージを頂戴し、それを収録するために知事室を訪ねたのです。

 収録はほんの数分で終わりました。分刻みで公務をこなす橋下知事は多忙を極めているご様子で、僕らに割り当てられた時間はほんの10分でしたが、撮影はあっという間に終わったのでした。

 「大阪を本拠地とする唯一の球団オリックス!そのオリックスに頑張っていただいて、選手の皆さんにはどんどん稼いでもらえれば、大阪の税収も増えるのです!」ってなことを絡めながらの1分ちょっとのコメントを澱みなく、ご自身の言葉でお喋りいただいたのです。さすが、タレントで弁護士の知事さんでした。

 そんな知事のコメントが終わるや否や、「さすがは知事。さすがはプロですなぁ。素晴らしいコメント!いや~、素晴らしい、感心しました。ホント、素晴らしい!」と府の関係者。ドラマのワンシーンのような、寒い台詞をノウノウ謳い上げるのですから・・・。なんかシラけたなぁ。気が付けば、知事室の内外には大勢のヒト。取り巻きのひとの多さには驚きました。

 しかし、橋下知事の爽やかなコメントには、正直感心させられましたし、人前に出て自身の意見を述べるべき立場の人は”ああじゃないと・・・”って思いをあらたにしたのでした。

 他人の書いた答弁書を詰まりながらしか読めない政治家、あるいは流暢に読めたとしても日中問題をパンダのレンタル問題にすり替え、さらにはガソリンの値段がいくら上がろうが、老人医療など福祉が置き去りにされようが、国民の生活レベルで起きる現実を対岸からしか眺めていないこの国の元首の言葉には感情もなければ、血が通うことによって生じる体温さえも感じられない。あれじゃ、誰も見向きもしない。支持率が地べたを這うのも当たり前!ヒトの心を動かす言葉、表現の力って重要なんですね。

  収録が終わって、三階の知事室から冷たさ伝わる石の階段を降りていったのですが、二階から一階ホールに伸びる階段を見たとき、僕の頭の中をある音楽が巡ったのでした。服部隆之氏作曲のオーケストレーション、「華麗なる一族」!まさに阪神銀行頭取の万俵大介が険しい表情で降りてきそうな階段です。そのシーンかどうかは別にして、そのドラマの撮影にこの府庁舎は使われています。

  橋下知事のコメントは明日、京セラドームでの試合前に大型ビジョンで流されます。



 
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